熱帯に生息するサトイモ科の植物で、花の様に見える赤やピンク色のハート型お皿のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的です。園芸品種は鉢物としてよく出回っているほか、切り花としても利用されています。光沢のある葉も美しく、ハワイではバレンタインデーに贈る花として人気があります。
アンスリウムの特徴
サトイモ科アンスリウム属(ベニウチワ属)の着生植物です。
熱帯アメリカから西インド諸島に約600種が分布します。美しく着色するのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で花を保護する役割をもっています。花は実はひも状の部分に多数つき、小さくて目立ちません。開花期は5月~10月です。
本来、地面に根を下ろさずに、大きな樹木の上で育つ着生植物です。そのため、庭植えにすると根腐れを起こしやすく、日本では鉢植えで育てるのが一般的です。
アンスリウムは600種以上の仲間があるとされ、仏炎苞の大きさ、形、色など園芸品種も多様です。長期間楽しめる苞を観賞する鉢花として栽培されるほか、観葉植物として楽しむ種類もあります。
育て方
春から秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、木漏れ日などで明るさが保てる明るい日陰に置くのがベストです。室内であれば、日の当たる窓辺のレースのカーテン越し程度が理想です。
高温には強い植物ですが、低温には弱いので、10℃以下にならない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいからは室内に取り込んで下さい。
■🌸05:アンスリウムの育て方 室内での楽しみ方(約4分半)
ハイポネックス ジャパン 様
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