素朴で可愛らしい特徴のある形の花です。 主に冬に白や黄色の花を咲かせる多年草です。 球根なので毎年手間暇かけずに花を観賞することができます。
植物の特徴
ヒガンバナ科スイセン属(ナルキッスス属)の球根植物で、変種や亜種を含めて、ヨーロッパ南西部や北アフリカに広く分布しています。 主に冬に白や黄色の花を咲かせる多年草です。草丈は50センチ程度で、花は独特の香りを持ちます。なお、ヒガンバナアルカロイドという毒が全草に含まれています。
秋から葉を伸ばしながら冬を越します。このころから花芽が見え始め、早春のころ(1~3月頃)には花冠の広がった黄色や白のペチコートのような花を、1茎に1花開きます。晩春のころより葉が枯れ始めて落葉し、夏の間は休眠(夏眠)します。原種または原種に近い形で品種が流通しているので「原種スイセン」とも呼ばれます。
育ててみよう
耐寒性がありますので、北海道の露地でも栽培ができます。小型の原種スイセンですので、庭植えはもちろんですが、鉢やプランターに植えて楽しむのに向いています。
最後に
水仙には、ニホンスイセン、ラッパスイセン、キズイセン、クチベニズイセン、カンランズイセンといった分類があります。また、福井県の越前海岸で栽培されるスイセンを越前スイセンと呼びます。香りが強く、日持ちがよいそうです。
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