白いホンワカした花と、コーディアル(滋養強壮)としての原料として有名です。自家製のエルダーフラワーコーディアルは採りたての花を使うのが一番。マスカットの様な香りのする花を自宅で楽しみませんか?
植物の特徴
ニワトリコ属の落葉小高木です。開花時期は5月から6月頃で、白くて小さい花が枝先にまとまって咲きます。花の大きさは3mmくらいで、マスカットのような香りがします。その多くが北半球の温帯から熱帯にかけて分布し、オーストラリア、タスマニア、南アメリカにも分布が及びます。
7月から9月頃にかけて黒い実が生り、秋に収穫した実はジャムなどにして食べます。ただし種には毒性がありますのでむやみに使用しないでください。薬効はエルダーフラワーの花だけでなく、その葉、枝、根にもあるのでハーブとしても利用されています。ハーブティーやコーディアルには花が利用されます。
エルダーフラワー(セイヨウニワトリコ)の薬効
エルダーフラワーにはたくさんの薬効がある様ですが、あくまでも民間薬として「効く可能性があるみたい」くらいの感じでご利用いただくのが良いと思います。
コーディアル(シロップ)を飲み物にしたり、ハーブティーとして飲まれています。
コーディアルは、花序と砂糖・柑橘類と一緒に煮詰めて作ります。出来上がったものを水や炭酸で薄めて飲用されます。
育てて花を楽しもう
土質を選ばないのでほとんどの場所で育ちますが、水はけのよい環境と弱アルカリ性の土壌を好みます。
最後に(アレルギー体質の方へ)
セイヨウニワトリコは、人の体に良い作用がありますが、アレルギーが現れるようでしたら、すぐに使用を停止してください。
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