葉からたくさんの芽が出る、おもしろい植物です。子宝草とも呼ばれ、かわいらしいです。
どんな植物やん?
ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属、南アフリカ原産の植物です。正式には「 セイロンベンケイソウ 」と呼ばれます。熱帯に広く分布し、日本では南西諸島や小笠原諸島に帰化して自生しています。母体(マザー)の葉から子供が沢山出来るので、マザーリーフという愛称(流通名)がつきました。
葉を茎から切りはなしておくと、やがて葉のふちに沢山の芽が出てきます。
■“マザーリーフ”って、知ってますかぁ~? 葉っぱの周りに子供がイッパイ!
ヤントの水草ch 様 (約6分)
育て方のポイント
1年を通して日なたに置くと良いです。11月から5月は、室内の日当たりのよい場所で管理します。秋になり日が短くなると花芽をつける性質があるので、秋以降に夜間照明がある場所に置いておくと花が咲かないことがあります。また11月下旬までは、霜を避けられる戸外の軒下などで管理することで、花芽がつきやすくなります。
乾燥には非常に強い植物ですが過湿には弱いので、水やりしようか迷ったら、与えないで乾かし気味にするほうがよいでしょう。
いくつかの園芸品種があります
通販でいくつかの種類を入手することができます。以下で紹介しているカランコエは同じベンケイソウ科の植物で同属として扱う事もあります。
■セイロンベンケイ
成長すると、2m以上になり、釣り鐘形の花を咲かせる。
■ウェンディ
コンパクトで花つきがよい品種。
廃棄する時は注意が必要です
帰化植物で小笠原諸島父島では至るところに繁茂し、現地の固有植物を阻害しているため、侵略的外来種として問題視されています。マザーリーフを処分する場合は、河原や空き地に捨てるのではなく、ゴミとして廃棄するようにしましょう。
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