香りや美しさで目を引く、ユリのフラワーアレンジメント。育てて観賞する楽しみや、ゆり根を食べる楽しみ。ユリは多くの魅力があります。
植物としての特徴
ユリ科ユリ属の多年草の総称です。北半球のアジアを中心に亜熱帯、温帯、亜寒帯にかけて分布しています。原種から園芸品種より多彩であり、日本では15種ありそのうち7種が日本の特産種なのだそうです。代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがあります。
このうち、ユリネとして食用にされるのは、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ( 植物体が一回り小さく、ムカゴを作らず、種子を作る )の3種でです。茶碗蒸しにはユリネの鱗片が利用されます。
フラワーアレンジメント
多くの園芸品種があり、アレンジメントするのも楽しくなります。お祝いの記念に、開店祝いにユリが活躍します。
苗を楽しむ
様々な園芸品種から、日本原産種まで種類が多く楽しです。多くの園芸品種はネットやホームセンターでも入手できますので、ここでは自生している原種に近いものをご紹介しましょう。
■ヒメサユリ
福島県近県のみに自生する貴重な野生ユリ。
■ヤマユリ
■クルマユリ
あまり出回ることがないクルマユリ。人気の秘密は小ぶりなユリながらも鮮やかな朱色の花でしょうか。緑の高山草原で一際目立ち、夏のお花畑を代表する高山植物です。自生するユリの中では一番高い標高に育ちます。
■オニユリ
明るい原野に生える多年草のユリの仲間です。夏のユリの代名詞ともいえる種です。7月~8月にオレンジの大きな花を下向きにつけ、大きな株ではたくさんの花が非常に見ごたえのある姿となります。
■タカサゴユリ
茶碗蒸しには欠かせない、ユリネ
ユリの根を食べる文化は年々少なくなり、茶わん蒸しくらいかと思いきや、CookPad に沢山投稿されていますね。オムレツ、ニンニクバター、塩昆布和えなど目を見張る料理の数々。生のユリネから乾燥ユリネなど多くの商品が秋口から販売されています。
最後に
ユリは山に自生しているものでも、とても美しいものが多いです。ヤマユリやテッポウユリの仲間も目を引きます。素朴な自生種、華やかな園芸種いろいろありますが、お祝い事や仏事など幅広く利用されています。
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