防風、防火、防音樹として利用される、赤い実のサンゴジュ。

商品

赤いタワワな実がサンゴに似ている事から名付けられた、サンゴジュ。厚めの光沢のある葉も美しく、観賞用に利用されるほか、排ガスや潮風にも強く都市部の公園にうえられたり、延焼しないことから防火用に植栽される事もあります。

植物の特徴

スイカズラ(レンプクソウ)科ガマズミ属の常緑性の広葉樹で、樹高7m~8mの小高木です。関東地方以西の本州、四国、九州及び沖縄の主に沿海地域に自生しています。

葉っぱのふちにはゆるいギザギザがあり、葉っぱの表面は光沢があります。また、サンゴジュの葉っぱには水分が多く含まれていて、万が一火事にあっても燃えにくい性質を持っているので、防火用にも用いられます。

6月~7月に小さな白い花が円すい状に集まって咲き、その後だ円形の果実ができて秋になると深紅色に熟します。実が熟したあとはやや黒っぽくなったあと地面に落下します。

垣根として利用される場合は、頻繁に刈り込まれるため、あまり実を見掛けません。
サンゴジュは葉柄を折って引き抜くと、白い綿のような糸が出てくるのが特徴です。
3~4mの垣根を作るのに適しています。

育て方

日当たりと風通しのよいところで、湿り気のある粘土質の土壌を好みます。ただし、植えられた場所でたくましく育ちます。耐陰性にも優れた植物なので、やや日陰の環境でもよく育ちます。

勢いよく枝が伸びるので、放置すると樹形が乱れて雑然とした無造作な姿になってしまいます。樹形を美しく保つためには年2回~3回程度の刈り込み・剪定が必要です。

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