皆さまこんにちは、バナナんぼです♪
お祝い事などに送られる胡蝶蘭は、見栄えが素敵で花ことばが「あなたを愛します」や「幸福が飛んでくる」といううれしい事がいっぱいの植物です。
お祝いの贈り物をお考えの方や、育ててみたい方へのガイダンスと、既に頂いた方で花が咲いた後、処理に困っていらっしゃる方へお手入れの方法をご紹介します。
胡蝶蘭とは
ラン科コチョウラン属の多年生植物で、東南アジアに分布しています。
赤道付近の暖かい地域が原産なので、日本には自生していない植物でした。もともと着生植物なので、現地では木などに根で張り付いて伸びてゆきます。
原種の多くが色や模様が入っているものばかりで、現在の様に白色のものは1～2割程しかありません。
品種改良で今では立派な花に
明治時代にイギリスから胡蝶蘭が入ってきたと言われています。
その後温室栽培の技術が進み、導入する農家さんも増え量産が出来るようになりました。
さらに現代では植物の芽を培養して大量に株を増やしたり、品種改良がしやすくなったおかげで今のゴージャスな品種が出来上がりました。
頂いた胡蝶蘭、今後の手入れ方法は？
花は順々に開花してゆきますので、大切にしてあげると最後の花が散るまで3ヶ月ほど楽しめると思います。根腐れしたり、病気にかからなければ、その後も花を咲かせることができます。
開花後の処理１（支柱外し、茎のカット）
花が咲き終わった胡蝶蘭は、しっかりと世話をすれば数十年もの長い間
咲き続ける事ができるそうです。
１）株や茎を支えていた支柱を外します。カッターなどで止めてあるテープを切ると良いでしょう。
２）花が咲いた時の茎には節があります。下から数えて4～5節ほど残し、その上を斜めにカットしましょう。
今後このカットした茎の下から、芽がでてきて開花につながります。
開花後の処理２（植え替え、株分け）
寿命を延ばすために花が咲き終わったら植え替えを行いましょう。
植え替えの時期は4月が最適です。遅くとも6月までには行うことをおすすめします。
１）用土
水苔やバークがよく使用されています。水苔で育った胡蝶蘭でもバークに植え替えて問題ありません。
２）鉢
バークの場合はポリポット鉢、水苔の場合は素焼き鉢が適しています。
鉢は小さめの方が水やり管理がしやすくなります。寄せ植えの場合は、1株ずつに分けて鉢に植えこみ直しましょう。
ポイント
・頂いてまだ数カ月の胡蝶蘭の場合
まだあなたのお育てになっている環境に慣れていないかもしれません。
その場合は手入れをしっかり行っても、すぐに花が咲かず数年かかる事もあります。だんだんと環境に慣れてくれば、何度も開花をする事ができるようになると思います。
観賞、育成環境
日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。夜間は15℃位、日中は25℃位がベストです。
直射日光に当たると葉が焼けてしまうため、窓際に置く際は薄いカーテン越しで日光を充分にあてましょう。
水の与え方
水を与える目安は、鉢植えの表面を指で押して水苔の表面全体が完全に乾いてからです。株の根元にコップ1杯のお水を与えます。鉢皿に水が残る場合は根腐れの原因になりますから捨てた方が無難です。
胡蝶蘭を枯らしてしまう方のほとんどの原因は水のあげ過ぎによる根腐れです。
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終わりに
ミニサイズから、大きいサイズまで胡蝶蘭は選びやすいです。
今回の記事を参考にされて、胡蝶蘭を長く楽しまれると嬉しいです。
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