風がそよぐと、カラフルな熱帯魚が泳いでいる様な美しさがあるペンステモン。花期は6~7月ですが、常緑性のため冬はグリーンの材料としても役立ちます。また、フラワーエッセンスとしても利用されています。花のエネルギーを癒しに利用できます。
ペンスモテンの特徴
オオバコ科イワブクロ属(ペンステモン属)の落葉または半常緑の多年草です。
種類によっては低木や亜低木になるものもあります。立ち性のものから這い性のものまで形状はさまざまあります。
6月から7月にかけて、釣り鐘形や、筒状でふっくらした形の愛嬌のある花が連なるように咲きます。一般に花の咲き方で、杯状に大きく開く事をペンステモン咲きと呼ぶことがあります。
ロゼット状で冬越しするタイプと茎立ちの状態で冬越しするタイプがあります。冬の低温を経て、その後の長日条件で開花しますが、園芸品種のなかには、開花のための低温が不要で、しかも長期間咲き続けるものもあります。
夏の高温多湿や長雨による蒸れに弱いものが多いため、宿根草として利用できる種類は限られており、タネまきが容易な園芸品種では、秋まき一年草扱いが多いです。
フラワーエッセンスで有名なペンステモン
花のエッセンス(エネルギー)を水に転写したものとして定義される、いわゆる「フラワーエッセンス」は、エドワード・パッチ博士により体系立てられたものです。医薬品のように、身体的な病気や病状に直接作用するものではなく、花の持つエネルギーが感情に働きかけ、心のゆがみを整えて、バランスを取り戻すことによって、癒しを導くとされています。
このフラワーエッセンスで有名なのが、ペンステモンのフラワーエッセンスです。フラワーエッセンスは、赤ちゃんからお年寄りまですべての方が安心して飲むことが出来るとされていますが、一部はアルコールが入っているので注意が必要です。
育て方
日照量が多く比較的乾燥した気候を好みます。日陰や湿地では育ちません。夏の蒸れに弱いので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。用土に小粒の軽石や鹿沼土などを等量混ぜて使うと良いです。乾燥気味であればかなりの暑さにも耐えます。
種まきと苗植えがあります。苗は比較的容易に育てられますが、種の場合は輸入種子などが手に入りますので、珍しい種類を育てたい場合に良いと思います。
種まき
4月から5月の春まきと、9月から10月の秋まきが出来ます。種は好光性なので、タネには土をかけずに時々霧吹きを掛けるか、かわずかに土に隠れる程度が良いでしょう。ペンステモンの発芽適温は18℃です。
植え付け
品種によって花丈や横幅がかなり違うので、各品種の特徴を知ったうえで適切な位置に植え付けましょう。蒸れに弱いので、隣の草花との間隔は広めにとると良いです。
コメント