常緑で冬に赤い実を付けます。キリストと関連付けられたこの植物は、今ではクリスマス飾りでも人気があります。あなたも、ロマンチックな観葉植物と共に過ごしてみませんか?
植物の特徴
モチノキ科モチノキ属の常緑小高木で雌雄異株です。実は雌株にしかなりません。しかし雌株だけでも実はなりますので、近所に雄株がある必要はありません。ヒイラギ( モクセイ科 )とは別の植物です。花は白色で芳香があり、4月~5月に咲きます。11月ごろに果実が赤く熟すところから、「クリスマス・ホーリー」と呼ばれ、リースなどの装飾用として利用されます。 実は非常に苦いので、冬の間も鳥にも食べられることは少ないそうです。
英語名からホーリー(Holly)とも呼ばれるが、モチノキ属の総称としても使われます。ホーリーは、 西洋ヒイラギ(イングリッシュホーリー)、アメリカヒイラギ(アメリカンホーリー)、 そしてヒイラギモチ(チャイニーズホーリー)と区別されますが、どちらもクリスマスホーリーと呼ばれて混同して流通しているのが現状です。
育ててみよう
半日以上は日が当たり、風通しのよい場所に植えると良いです。日光が足りないと、花が少くなり実付きが悪くなります。耐寒性はありますが、北海道での路地植えは難しいようです。
■セイヨウヒイラギ
■ブループリンセス
セイヨウヒイラギとツルツゲの交雑品種で深い青緑色の光沢のある葉が魅力です。雌性の低木で赤色の実がつきます。 実をつけるには雄木 ブループリンスが必要となります。 冬にブループリンスも販売開始予定です。1年に15cm程成長し、成長はスローです。新芽はグリーンですが、寒さにあたると徐々に黒くなります。見ごたえは冬です。
■ オウゴンホーリー
西洋ヒイラギとシナヒイラギ(チャイニーズホーリー)の交雑種から生まれた黄金葉品種です。西洋ヒイラギに比べて夏の暑さに強い上、乾燥にも強く、きれいなピラミッド型の樹形となります。日当たりが良い環境では新葉がきれいな黄金色となり、次第に濃緑色に変化していきます。日当たりがよければ、ほぼ一年中綺麗な黄色い葉を維持してくれます。また秋から冬にかけて赤い実をつけ、黄金葉とのコントラストも美しい注目の品種です。
■チャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)
園芸品種が楽しい
園芸用も人気があり、黄色い実やとげのない葉など、多数の園芸品種が育成されています。これからも楽しみな品種です。
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