紅葉が美しい、ヒイラギ南天

品種のご紹介

葉はヒイラギの様な棘があり、ナンテンの葉に似た複葉で、 果実のつき方もナンテンに似ることに由来しています。残念な命名法ですね。紅葉が疎らで綺麗なので庭の和洋を問わずマッチする事から、人気があります。

植物の特徴

メギ科メギ属の常緑低木で中国が原産です。早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟した黒青色で粉を吹いた果実、秋には黄色~赤に葉色が変色し、1年を通じて観賞できる植物です。

開花時に、雌しべに触れると、その外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動きます。これは花に昆虫が訪れると、自然に昆虫の体に花粉を付着させて、ほかの花へと運ばせるためだと考えられています。

■ヒイラギナンテンの雄しべが動くところ(約40秒)
ムックリの自然観察

ヒイラギナンテンの雄しべが動くところ

育て方

冬の冷乾風の当たらない日なたから半日陰に植えると良いです。日陰ですと徒長して節間が伸び、花つきも悪くなります98。

■ナリヒラヒイラギナンテン(清流)
ナリヒラヒイラギナンテンの実生選抜で、細葉品種です。春から夏まで緑葉を広げます。冬は葉に赤味がのり、黄花の細い花穂をたくさんだします。樹高1mくらいの矮性です。庭植えだけでなく、鉢植えで室内で栽培することもできます。

最後に

ナリヒラヒイラギ南天という改良種が出回り始めました。ヒイラギの近縁種です。「マホニア・コンフューサ」という名称で流通している事が多い様です。

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