シダのきめ細かな葉の形が、目に爽やかさを与えてくれます。コンパクトで職場や家のちょっとしたところに飾れるアジアンタム。ご紹介します。
ホウライシダの仲間
ホウライシダは温帯から熱帯にかけて広く分布するシダの仲間です。日本でも四国・九州、伊豆半島に分布しています。中でも熱帯アメリカ原産の「アジアンタム・ラディアヌム種」や他のホウライシダ属で観賞用として栽培されるものを総称して「アジアンタム」と呼ばれているようです。
アジアンタムの育て方
シダの仲間なので、高い湿度とこまめな水やりが上手に育てるポイントになります。水切れして乾燥した状態が続くと枯れてしまいますので、注意しましょう。
直射日光には当てず、明るい日陰や室内の明るい所で育てます。寒さにも弱いので、15度以下になる時は室内に取り込んで、最低でも5~8度に保ってください。
■カインズ花図鑑 アジアンタムの育て方(約2分)
CAINZ 様
■葉が茶色に枯れないアジアンタムの育て方・ベラボン仕立て(約11分)
kumapan 様
品種は多いが、あまり流通していない
世界にはおよそ200種、日本には8種ほどのアジアンタムがあるそうです。通販ではそのうちの数種が販売されているようです。選ぶ時には「造花」もありますので注意してください。「フェイクグリーン」という言葉も造花ですよ。
■アジアンタム ミクロフィラ
他の品種と比べて小さな葉です。新芽は赤茶色をしており、紅葉すると黄色に近い黄緑色になります。
■アジアンダム モノカラー
通常のアジアンタムより葉が細かくふんわりと広がりのある雰囲気の品種です。生長しても比較的コンパクトにまとまるので、スペースを取りません。
■アジアンダム フラグランス
葉が密につくタイプです。
■アジアンタム ラディアヌム
アジアンタムの主流品種です。アジアンタムといえばこの品種を指すことが多く、鮮やかな緑色の葉っぱを茎の先にたくさんつけます。明確な品種をお求めの方は専門店で購入するのが良いと思います。
最後に
クジャクシダとも呼ばれる、ホウライシダは水やりの間隔が分かれば育てやすい植物でもあります。初めは水をやりすぎたり、水やりを忘れた入りして枯らせてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひトライしてみてくださいね。
コメント