ナッツで有名なピスタチオ。皮を剥いて食べる派、剥かれた実を食べる派、いろいろ楽しみ方がありますが、それだけではありません。生産者の動画もありますので、ぜひお楽しみに。
ピスタチオって どんな植物なの？
ウルシ科カイノキ属の落葉高木です。原産地はトルコやペルシャなどの地中海沿岸です。乾燥した土地で育ちます。現在ではイランが世界一の生産量となっています。 熟した種子を殻果ごと焙煎し、塩味をつけたものを食用とし、最近はコンビニなどで簡単に手に入る様になりました。
焙煎した実は、ピスタチオグリーンと呼ばれる緑色が残り、味は他のナッツ類と異なる独特の風味があります。「ナッツの女王」とも呼ばれます。
ナッツの生産現場
アメリカは世界の生産の２番目になります。
カリフォルニアのピスタチオ畑と、レシピを紹介していますので動画をどうぞ。
（ Visit California 英語：3.5分）
そして、アーモンドと同じように機械で揺さぶって収穫する光景は珍しいですね。ひたすら収穫シーンの動画はこれです。
（ Coe Orchard Equipment 5.5分）
ナッツ以外の用途
ナッツ以外に緑色を活かして、ペーストにして製菓材料に用いたり、ケーキや菓子類の飾りつけに用いたりします。パスタやスープにも用いられます。
■ シシリー産ピスタチオを国内で加工した純ピスタチオペーストです。
■ピスタチオのクリームをたっぷり使ったケーキ。おいしそうですね。
濃厚なピスタチオクリームの中に、いちご果肉、アーモンド、チョコチップをちりばめた、凍ったまま食べるフリーカットタイプのアイスデザートです。彩りの華やかさと、いちご果肉やアーモンドの食感をお楽しみいただけます。
ロワール地方に伝わるオイルミル使った、150年に亘る伝統的製法でつくられたオイルです。エメラルドグリーンに輝くこのオイルは、お菓子やドレッシング、創作料理のソースなどに香ばしいピスタチオの香りをもらたります。白身魚のポワレ、チキンロースとなどにもお勧めです。
育ててみる
種から育てる事ができます。国内通販で生きた種がゲットできます。
ピスタチオは、関東南部から九州南部での栽培が可能です。雌雄異株なのでオスとメスを育てる必要があります。収穫までは5年以上かかるので、実生だと開花まで雌雄がわからないので、実生苗では開花して雌雄が特定できるまで、5年程度かかります。通販の場合は雄雌を確認するのが良いと思います。
最後に
ピスタチオはウルシ科です。加工品は問題ありませんが、苗木や生の種などはウルシの木同様に「ウルシオール」が入っているので、アレルギーを起こす人も居るかもしれませんので注意してくださいね。
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