梅と名付くが梅ではない。オウバイ(黄梅)。

品種のご紹介

早春にほかの花に先駆けて咲くオウバイは、海外では「ウィンタージャスミン」と呼ばれる、ジャスミンの仲間です。黄色いかわいらしい花をしだれ枝につけるオウバイは、生垣や鉢栽培で楽しまれています。

植物の特徴

モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)の半ツル性落葉低木です。開花期は2月~4月頃で、葉が出る前に径3cmほどの黄色い花を咲かせます。 梅に似た六枚花弁の黄色い花で、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせます。風がそよぐとゆるふわな容姿がステキです。

一重咲きの他に八重咲きがあり、花はウンナンオウバイによく似ています。ウンナンオウバイが4㎝程度の花を咲かせるのに対し、オウバイの花は2~3㎝程度です。

高さは1メートルから2メートルほどになります。実が成らないため、挿し木か株分けをして増やします。 オウバイ属の植物は世界に約400種余りが知られています。日本にはオウバイのほか、キソケイ、オウバイモドキ、ソケイなどが栽培されている。

育て方(耐寒性)

東北地方南部以南の地域であれば問題なく戸外で冬越し可能なようです。寒さの厳しい地域では、寒風に当たると葉が落ちたり枝が枯れてしまうので、冷たい風の避けられる場所で育ると良い様です。

オウバイはウンナンオウバイに比べるとやや寒さに強い性質です。東北地方以南の地域であれば植栽可能です。

最後に

生薬として、花は飲むことによって解熱や利尿に用いられるそうです。また葉も飲むこと、あるいは塗ることによって、できもの・はれものや打ち傷・切り傷などを治すなどと言われています。ご利用される際は、用法・注意事項をお調べになって過信する事なく、上手にご利用ください。

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