フキノトウは、早春に葉が伸出するより先に花茎が伸び出したものです。つぼみのうちに収穫して山菜として楽しみます。天ぷらや煮物、みそ汁、ふきのとう味噌に調理して春を頂きます。 最近は観賞用を兼ねた班入り苗も出回り始めました。
植物としての特徴
キク科フキ属の多年草で、雄雌異株です。日本原産で北海道から沖縄まで分布しています。山の沢や斜面、河川の中洲や川岸、林の際などで多く見られます。郊外でも河川の土手や用水路の周辺に見られ、水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖します。
雌雄異花で、雌花は受粉後に花茎を伸ばし、タンポポような綿毛をつけた種子を飛ばします。
茎は地上には伸びず、地中で地下茎となって横に伸びます。地下茎が地表に剥き出しになると光合成のため緑色に変色します。この緑に変色した地下茎はワサビと違われて誤食される事があります。有毒ですから注意が必要です。
フキの種類
関東地方以北には、2mほどにも伸びる「秋田フキ」が有名で、北海道の足寄町にある、ラワンブキは、2m~3mにもなります。市場に野菜として出回るものは栽培品種が多いです。主な品種としては、愛知早生や水フキがあります。
■フキノトウ採り(約8分30秒)
くーねる 様
フキノトウを味わう
細かく刻んでみそ汁に入れたり、動画でご紹介したように天ぷらもいい。フキ独特の香りと苦みが春を感じさせます。
フキを育て、観賞、収穫を楽しむ
フキは半日陰を好みます。あまり日の当たらない北側や木陰になっている場所でも生育できます。直射日光が当たる場所や土が乾燥する場所は嫌います。プランターでも育てられますが、乾燥しやすいので注意が必要です。
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