一夜咲きの月下美人。美人の魅力とは?

品種のご紹介

サボテン栽培でメジャーで花が美しい月下美人は、夜一度だけ咲く禁断の花。ネーミングは月夜に咲く美人という悩ましさ。さぁ、詳しくみて行きましょうか。

月下美人とは?

原種は中南米に十数種程度分布しています。複雑な交配をした園芸種が多く、花期は5から6月頃です。花色は赤、黄、白などがあります。分類上はクジャクサボテン属の一品種となります。

クジャクサボテンの代表品種
  • ゲッカビジン(月下美人)
  • ヒメゲッカビジン(姫月下美人)
  • ハクビクジョアク(白眉孔雀)

ちなみに一夜花で花の形が似ている「ドラゴンフルーツ(正式名はピタヤ:三角サボテン)」は、ヒモサボテン属に分類されています。

月下美人は夕方頃から開花して朝には花はしおれてしまいます。なかなか開花にお目にかかれない方も多い様ですが、開花に遭遇できた方は花の魅了に出逢えます。 何とも言えない良い香りも漂います。

クジャクサボテンは月下美人と、ちと違う

同じクジャクサボテン属のクジャクサボテンは、月下美人と違って開花は昼間で数日間開花しています。月下美人がより神秘的であるという事ですね。 花色が白で無く葉に棘があれば、まず孔雀サボテンと判断しても良さそうです。

クジャクサボテン
クジャクサボテン

えっ、花は食用になる??

月下美人も、クジャクサボテンも一応食用になる様です。20秒ほどお湯で湯がくと、粘り気が出てポン酢などかけて召し上がれます。茎の部分も湯がいてたたきにするとおいしい様ですね。

さぁ、育ててみましょうよ

クジャクサボテン属は、世話が容易ですが日光を好みますので丈夫に育てるためにも、日が当たる環境が必要です。ただし夏の暑さには弱いので暑さに負けて休眠気味となってしまいます。 クジャクサボテンは原産地では森林の中で自生しているので、強い日光に耐性がありません。 生育期が訪れる5月から9月の間は、風通しのいい半日陰に置いて管理するようにしましょう。 開花にも半日陰は必要です。

最後に

サボテンにもいろいろありますが、花も食べられるそうです。実はドラゴンフルーツの様に食べられるのですが、結実には他株との受粉が必要で 同一株から増やされたクローン間の受粉でも実がなりません。 日本に存在する月下美人の多くの株はクローンで増やされたものなので、結実報告のあった株を分けてもらうしか方法はなさそうですね。

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