ドラゴンフルーツは、色が爽やかで繊維質やポリフェノールたっぷり。ドラゴンフルーツの命名は日本人だとか。実はサボテンの実なんです。今回はドラゴンフルーツとサボテンの実について特集します。
ドラゴンフルーツの正体は? そして本物の味とは。
「ドラゴンフルーツ」という名前の由来は諸説ありますが、どうやら日本人が販促のために中国名( 火竜果 )からヒントを得た様ですね。
この植物の正体は、ピタヤと呼ばれるサボテンの実なのです。日本ではいくつかの品種が輸入され販売されています。
食べた経験のある方は「あ~、あの味の薄いやつね」と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、輸入品は流通の段階で熟しすぎると腐ってしまうので 、日持ちさせるために未熟果の段階で収穫されますし、収穫後に追熟しても糖度を増さない特性のため、あまり甘くないのです。
最近は沖縄等で栽培されており、完熟してから収穫して即販売してくれる業者もありますので、甘い本来の完熟ドラゴンを味わうには、通販で選んだ業者から購入するのが良いと思います。
品種の数々
フルーツを割った時の色と形状でおおまかに分類されています。 自家親和性の品種(単独で結実)と自家不親和性(別の品種が無いと結実しない)があります。
一般的にサボテンの実はおいしいぞ
先にもご説明しましたように、ピタヤというサボテンの実がドラゴンフルーツです。同様に「ウチワサボテン」の実も食べられます。メキシコでは食用の「ウチワサボテン」はノパルと呼ばれ、 ステーキやサラダ、ピクルスなどにして食べられます。
さらにノパルの果実『トゥナ』も人気の高い果物ですが、日本では流通していません。育てているお家でのみ楽しめるのが現状です。
伊豆のシャボテン動物公園では、サボテンステーキを食べさせてくれますよ。
育て方
耐寒性はないので、5度以下になるところはハウスや鉢で栽培して冬は家に取り込む等の工夫はいりますが、基本的に手のかからないサボテンです。一般的に1mくらいの高さまで育てて、そこから枝を下方へ誘因することで実が付きやすくなります。花は月下美人と同様1日花で夕方から咲き始めます。満月の頃に開会しやすいと言われています。
最後に
ドラゴンフルーツは海外からの輸入果物がお店に並ぶ事が多く、甘い本来の味が楽しめないかもしれません。苗を育てて完熟の実を楽しむのも良いですし、国産の直売から熟した実を食べてみるのも良い方法ですので、参考にしていただけると幸いです。
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