クルミというナッツ、ウォールナットという銘木。

品種のご紹介

クルミは皆様ご承知のおいしいナッツ。油を採ったり、木材が利用されたりと用途が多いのが特徴です。クルミの事をもっと調べてみましょう。

カシグルミ

クルミ

クルミ科クルミ属のうち、数種が実の中の仁を食べます。人との歴史は古く、縄文時代の遺跡からも、クルミの殻が発見されています。 実からオイルを採ったり、木材として有名ですし、燻製チップとしてのクルミも有名です。

オニグルミ

日本の河原近辺で自生している殆どがこの種です。 核はゴツゴツとして非常に硬く、種子(仁)が取り出しにくいので、ハンマー等使って割って食べられます。

オニグルミ
テウチグルミ(カシグルミ)

実は丸く、オニグルミより大粒です。ペルシャクルミの変種と言われています。お菓子に利用されることからこの名前が付いた様です。殻が薄くて手でも簡単に割れることから手打胡桃(てうちぐるみ)とも呼ばれています。 日本で食用に栽培されることが多い品種です。

信濃クルミ

カシグルミとペルシャグルミの交配から生まれました。殻果は12~14gと大型で、殻が薄く割れやすいのが特徴です。

■さらに分類上の事や写真比較はこちらをご参照ください。
木のメモ帳( 廣野 郁夫 様) クルミいろいろ 何やら名前がややこしい

カシグルミ

オニグルミは固いが、工夫して楽しく食べる

川を散策すると、オニグルミの木を良く見かけます。夏に青い実が大きくなり、秋になると地面に落ちたものを収穫します。腐った皮は黒く服など汚れやすいので注意して拾い、水を入れたビニルに入れて揉み洗いしながら皮を落とすと良いですよ。普通はハンマーやトンカチで殻を叩いて中身を取り出すのですが、次の動画では簡単に取り出せる工夫が紹介されています。

榎本美沙の季節料理   くるみ割り機がない場合のくるみの割り方です。

殻付きくるみの割り方

油としてのクルミ

実から採れる油は食用の他、乾燥油という特徴から木工製品の仕上げ用や油絵具の成分として使われます。

■クルミ油
長白山で採れた天然の鬼くるみの実を厳選し、低温圧搾法で搾った無添加の生搾りくるみオイルです。オメガ3α-リノレン酸とミネラル成分が豊富に含まれているのでエイジングケアされたい方にもお勧めの商品です。

胡桃の種子より採取した天然油脂。油脂の中でも黄変が少なく、非常に柔らかい質感が得られます。

くるみ油を麺棒に擦り込むことで、麺棒に適度な滑り易さが出て、スムーズに麺体を伸ばすことができます。また、麺棒に水分が入り込んで滑り難くなるのを防ぐことができます。

お菓子のトッピングと 木材としてのクルミ

お菓子のトッピングや、パンに入れるとおいしい

パンや、お菓子のトッピングにも利用されています。

木材は高級品として扱われています。

木質は重硬で衝撃に強く、強度と粘りがあり、狂いが少なく加工性や着色性も良いという特性を持つ。落ち着いた色合いと重厚な木目から、高級家具材や工芸材に用いられてきた。 日本国内でも「ウォールナット」という名称で扱われる。北アメリカやカナダで産出されており、チークやマホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられる(Wiki より引用)。

おしまいに

寒さに強いため、日本全国でオニグルミ等を見かけます。注意して観察しないと初めのうちは、どれがクルミの木かわかりませんが、観察して目が慣れてくるとすぐに見つけられるようになります。

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