大きく育ったエンゼルトランペットの開花は、目を見張ります。植物の多様性には驚かされますね。命名した人は楽器の知識が有ったのですね。エンゼルラッパと名づけられなくて本当によかった。それでは見て行きましょう。
エンゼルトランペットの本当の名は？
本名は、キダチチョウセンアサガオと言います。大きなロート状の花を付けます。 種類によっては、夜間に香りを放つものもあります。地植えにして大株に育てると、50輪以上の花を咲かせ圧巻です。熱帯の花木で、ほとんどの地域で落葉します。全草有毒なので扱いには注意が必要となります。
寒さには比較的強いので、関東以西の温暖地で露地植えが可能です。冬、地上部が枯れても根は生きています。
近縁でチョウセンアサガオというものがあり、こちらも有毒です。
見た目の違いは、こちらは「草」で花は上向きに咲きます。実は特徴的な丸形の金棒のような棘があります。
そもそも毒とは？ 何に注意すれば良いの？？
キダチショウセンアサガオ属やチョウセンアサガオ属は毒をもちますが、観賞用として広まっています。何に注意すべきなのでしょうか。以下にまとめて見ました。
- 口に入れたり、傷口に触れたり、特に種を食べてはいけない。
- 汁液が皮膚に付着すると炎症を起こす
- 葉茎などの液汁が目に入ると瞳孔が散大し、見えなくなったり、重症の場合は失明することもある
- 移植時に切れた根から出る汁などは、 幻聴・急性痴ほう・行動異状を引き起こす場合がある
注意さえ守れば、楽しく観賞できる
一番良いのは放置状態かもしれませんが、どんどん増える場合は汁に気を付けて剪定する事になります。軍手やサングラスなどを付けて作業をすると良いでしょう。
■ブルーエンジェルトランペット
神秘的な南国ブルー！咲き始めは青、咲き進むにつれて藤色へと変化します。
■ダブル ブラックカラント スワール
ブラックカラントとライラックモーブの大きく、美しい二重のフリルの花を持つダイナミックな花で、
ボーダー、コンテナ、またはハウス栽培に向きます。多くの花は早めに咲き、屋外の霜の降るころまで続きます。夏から秋にかけての花。高さ1.4m。
最後に
エンジェルトランペットはナス科の属の一つで、花は美しいですが植物全体に毒をもつので、扱いには注意が必要となります。この「エンジェル」とは、天使なのか落天使なのか、意味深でもあります。
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