だれもが食べると笑顔になるマンゴーの特集です。
ナンドクマイ。これからこの言葉を知るあなたは、もうマンゴー通です

マンゴーとは
ウルシ科マンゴー属の常緑高木です。
栽培では収穫の効率性のために矮性への品種改良と剪定等で低い位置で
実をつける様に管理しますが、現地では40mほどの高木を見る事が出来、
沢山の実をつけた大木は圧巻です。庭にこんな木があったらいいですね。
紀元前のインドで栽培され、古くから親しまれてきました。
しかし当時は繊維質が多くて、食べずらかった様です。いろいろ品種改良が進み、やわらかくおいしいマンゴーになったわけです。
世界では何千種類という品種があると言われています。生食するのが一般的ですが、地域によっては「青パパイア」のように未熟状態で調理して食べる所もあります。

品種と味覚のご紹介
品種グループごとに特徴をまとめてみました。
熟すと表皮が赤色になるのが特徴で、甘み、香りが非常に強く濃厚で、適度な酸味がバランス良いです。 アーウィン種、ケント種、愛分(台湾マンゴー)が主な種となります。
ペリカンのくちばしに似ているのでペリカンマンゴーと呼ばれます。 薄い黄色の果皮、あっさりとした甘みと酸味です。 カラバオ種が有名です。
ペリカンマンゴーに似ていて、少し大きめの果実です。味わいは少し濃厚で食べごたえがあります。マハチャノ種、ナンドクマイ種が有名です。 キーツ(ケイト)種が有名です。
緑色の果皮を持つマンゴー。 味はアーウィン種などと比べるとあっさりめですが、香りが豊かです。

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育て方
日本の場合は開花時期が梅雨と重なるために露地栽培が難しく、農家さんでは雨避けのために温室で育てる事が一般的です。
ご家庭では鉢栽培にする事で、必要な時期に適切な環境へ移動させる事で結実まで持ってゆく事ができます。

マンゴーを育てる場合は、ウルシに似た成分が含まれているので、皮膚の弱い方はかぶれる事もあります。作業する時は軍手をすれば良いでしょう。
適正な気温は20~30℃です。
4月下旬~11月頃は屋外の日当たりと風通しの良い所で育てましょう。6月の梅雨時は炭素病が発生しやすい為、雨が当たらないように注意が必要です。
自家結実性で一本の木で結実します。
花芽が出来る為には15℃以下の低温に当て、乾燥気味にすることが必要です。春に温度が上がって来ると、枝の先端に萌黄色の複総状花序を多数付けます。結実するためには受粉が必要です。開花時にはハエが好む腐敗臭を出しますが、日本では蜂やアブも受粉として活躍してくれます。
放っておくと枝分かれせずに1本の幹をどんどん伸ばしてゆきます。
今後の花芽を作るためにも、50cmくらいの背になったら切り戻しをして新しい枝を生やすようにしましょう。
寒さに弱いので冬は必要温度まで加温が必要となります。
11月~4月中旬くらいまでは、日当たりの良い室内で8℃以上15℃未満の場所で乾燥気味に管理します。あまり気温が高くなると、芽が動いてしまいますので注意が必要です。

種から育てるツワモノも
食べた種から植える楽しみもありますよ。
綺麗に洗った種を土に埋めて発芽を待つのも良いのですが、発芽しないものもあるので、状態観察のしやすさと発芽しやすい事もあり、以下のやり方をお勧めします。20度以上の環境が必要です。
1)綺麗に種を洗う
2)種の殻を割り、中の仁を取り出す。殻は硬いので包丁を使うのは危険です。はさみで周囲に切れ込みを入れてそこから開きましょう。
3)トレイ等に仁を置き、水に隠れる程度与える。
4)数日に1回、水を取り替えながら発芽を観察する。
※輸入マンゴーは、カビ防止のために放射線を照射されている事があるため、発芽しない事があります。2~3週間しても変化が無ければ諦めましょう。

苗のご紹介




最後に
日本でも栽培が盛んになってきており、新鮮なマンゴーが入手できるようになりました。色、香り、触感を堪能できるマンゴーはトロピカルフルーツの代表格です。参考になれば幸いです。
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