花のバリエーションが豊かで選ぶのが楽しい、オダマキ(苧環)。

品種のご紹介

日本原産もある山野草で、多彩花が人気の植物です。鉢植えで可愛らしく育てたり、庭に植えて楽しむ事ができますが、毒がありますので注意が必要です。

日本産、海外産といろいろあるぞ。オダマキの特徴

キンポウゲ科オダマキ属の多年草です。
北半球の温帯に分布する宿根草で日本にも数種自生しています。オダマキは交配が盛んで、たくさんの園芸品種が存在しています。

宿根草で高さは、30~50cm になります。葉は根元にまとまってつきます。
4月~7月ごろまでに、株の中心からまっすぐ伸びた茎の先に、赤、黄、青紫、白、桃色などの 4~5cm の花を多数咲かせます。花は内側に曲がって咲き、外側の花弁に見えるものはガクになります。花弁はその内側にあり、ややまとまって筒状になります。冬に落葉して越冬します。

日本在来種の「ミヤマオダマキ」は本州中部の高山地帯から北部に分布して、直径3cmほどの青紫色で花弁の先が白色を帯びた花をつけます。同様に「ヤマオダマキ」は北海道から九州の山野に自生します。
また「セイヨウオダマキ」と呼ばれている品種は、北ヨーロッパ原産のオダマキの交配種で、花色も紫の他にピンク、白、黄色など花色が豊富です。

長く付き合いたい! 育てて楽しむ。

日当たりを好みますが夏の強い日差しには弱いので、光を遮る工夫をした方がよい植物です。生育するためには10度〜20度の温度を要します。気温が10度を下回る環境に触れることで花芽分化を起こしますので、寒い季節は霜に当たらない外に出して冬を越させます。

■種まき
種まき時期は4月〜6月か9〜10月頃が適期です。発芽には15度〜20度の気温が必要です。
ゴボウ根を傷つけないように鉢増ししながら育てると2年後には開花が期待できます。

■植え付け
芽が出る前の冬場2月頃です。直根性のため移植を嫌う性質ですので、植え付けるときは、根をいじらずにポット苗からそっと苗を抜いて植え替えましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました