真っ赤な豆科の花。アメリカディゴ、カイコウズ(海紅豆)

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6月~9月頃にかけて真っ赤な花を咲かせ続けるアメリカデイゴは、南アメリカを原産とする暖地性の花木です。寒さを嫌うため日本で植栽できるのは、本州南部~沖縄にかけてとなりす。九州などでは街路樹として利用されて開花した時は、鮮やかさに目を見張ります。

アメリカディゴ(カイコウズ)の特徴

マメ科ディゴ属の落葉高木です。
葉は小判型で、葉の主脈、葉柄、枝には1~2本の曲がった刺があります。放任すると数メートルの高木となります。

開花期は6~9月で、長さ7~8センチほどの赤みを帯びたオレンジの花びらが枝先に花径5㎝ほどの花が多数集まって花房となります。

他のデイゴに比べると耐寒性があり冬は葉を落とすものの、関東以西なら地植えできます。九州以北での幼樹は霜よけを必要とします。

似た植物に、ディゴ(別名エリスリナ)と、サンゴシトウが挙げられます。
前者は一番先端の葉が卵形でかつ裏面にビロード状の毛があるため見分けられます。インド原産で、寒さに弱いため本州での地植えは難しいです。
後者は、アメリカデイゴと北アメリカ原産のヘルバケアを交配して作られた園芸種で、木全体にトゲがあり、暗めの赤い花を咲かせます。苗木の段階では霜よけが必要ですが、成木になれば関東地方以西で越冬ができます。

やさしい育て方

木が非常に大きくなりますので、相当のスペースが必要になります。植え付けは暖かくなった4月以降に行います。根鉢の2~3倍の植え穴を掘って、腐葉土等を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

苗から買うより種を購入した方が価格も安く、種からでも双葉を出し発芽します。 
花は、その年に伸びた枝の先につきますので、剪定は冬の間に済ませておきます。

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