生食、加工、漢方 さまざまに利用される、リュウガン(竜眼)

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実を剥いた時の、透き通った果肉と中心部の種を、竜の目と見立てて「竜眼(ロンイエン)」と名付けられこの日本語読みが、「リュウガン、ロンガン」と呼ばれています。ライチの近縁で日本でも霜が降りず0度以上であれば栽培が可能です。国内市場でもなかなかお目にかかれない果物です。

竜眼の特徴

ムクロジ科ムクロジ属の常緑高木で、5~10mくらいの樹高になります。
花期は初夏(5月ころ)で、葉腋ら花茎を伸ばして、芳香がある黄白色の小さな花を円錐状に咲かせます。果実期は秋で、直径2cm ほどの丸く茶褐色の果実がブドウの房のように10数個実を付けます。果肉はブドウに似た白く半透明な果汁の多いゼリー状で、中央に大きな黒褐色の種子があります。

生食はライチのように殻をパカッと指で割り、そのまま食べます。甘くて酸味があり、お茶のような独特な風味があります。

ムクロジ科の他の植物にくらべてある程度寒さに強く、亜熱帯で広く栽培されています。品種にもより耐寒性の順番は替わる事がありますが、一般的に竜眼(0度以上)、ライチ(5度以上)、ランブータン(10度以上)と言われている様です。日本では鹿児島県南部や沖縄などの一部地域に分布しています。温室栽培により愛知県で販売もされている所もあります。

■「一席一果」――艶々しい竜眼(約8分半)
Dianxi Xiaoge

「一席一果」——晶莹剔透的桂圆【滇西小哥】

生食だけではない! 多くの利用用途。

生食用と乾果用の品種があります。
乾燥して果肉は滋養強壮に効くとして、漢方薬にも利用されます。漢方薬では、竜眼肉(りゅうがんにく)、桂円肉(けいえんにく)と呼び、心と体を補い補血、滋養強壮の効果が有るとされています。

生の実は、ジュース、缶ずめ、アイスクリームの原料として利用されます。また薬膳として粥やスープにも利用されます。

乾燥させた実は、その他にパンに練りこんだり、ケーキなどのスィーツにも利用されます。長時間燃えるリュウガンの木を使って燻したドライリュウガンは、甘みと風味が深みを増して絶品だそうです。

台湾では竜眼の木の下に、鉢箱を置いて集めたハチミツも売られています。

育て方

湿り気のある土壌を好み、沖縄の気候はリュウガンの生育に適しているようで、随所大きな気が植えられております。

種からの育て方

売っているリュウガンを食べて、残った種を植えて育てる事ができますが、結実までは7年以上もかかりますので、当面は葉を観葉する目的で育てると良いでしょう。早く収穫したい方は苗の購入をお勧めします。

植え方のポイント

・種は採ったその日にまくとよい。
・種のまわりの果肉はしっかり水で洗い流して取り除く。
・用土に種をまき、浅く土をかぶせる。
・水をたっぷりやり、陽のあたる暖かい場所(20度以上)に置いておく。
・1~2週間で発芽する。

■家で珍しい竜眼(リュウガン)を育てています。(栽培、家庭果樹栽培)(6分40秒)
xyossiy 様

家で珍しい竜眼(リュウガン)を育てています。(栽培、家庭果樹栽培)

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