暑いほど、元気になるキミは夏のスターだ。カンナ。

品種のご紹介

暑い季節に赤や、黄色、ピンクなどの燃えるような原色の花が映える、夏の為にある花がカンナではないでしょうか。園芸品種も多く、緑色の葉の他に銅葉とよばれる色や班入りなども多彩です。

カンナの諸元

ショウガ目カンナ科カンナ属です。 熱帯原産の植物で暑さに強いので、日本の夏の暑さにもびくともせずにグングン成長します。6月頃から色鮮やかで大輪の花を次々と咲かせ、霜が降りる頃まで長い期間花を咲かせます。

カンナの原産地はアジア、アフリカ、南米の熱帯地域で、50種類くらいの原種があるそうです。それらの交配により現在のカンナが作らていますが、なかでも 真夏の暑さにも負けずに咲き続けるカンナは、インディカ種(Canna indica)を主体に改良された園芸品種と言われています。

ショウガ目の仲間である、バナナや芭蕉の様な 大型の楕円形の葉を数枚つける特徴があります。

葉もさまざまなバリエーションがありますよ。

一般的な緑の葉が多いですが、銅葉と呼ばれる赤紫の単一食やグラデーションがかかったもの、班入りなど花以外にも楽しめる品種があります。

カンナ シュツットガルト

入手できる苗も多彩です

地下に根茎をもつので土壌の乾燥に強いのですが、一方で根が水につかるようなところでもよく育ちます。特に実生系の品種は、鉢を水につける腰水灌水が可能で、真夏の水やりが楽にできます。露地植えでも鉢上でも育てる事ができます。

冬は霜が降りると地上部は枯れてしまいますが、 半耐寒性の球根のため春にはあらたに芽を出してきます。 鉢植えも同様に枯れた場合は地上部を刈り取ったあと、鉢ごと地中に埋めておくか、凍るおそれのない所に置いて越冬させると良いです。

■ベンガルタイガー
暑さに強く、初夏からの花壇に最適です。水辺での生育も可能です。開花後も株元から新しい芽を伸ばし、次々に開花し晩秋まで楽しめる矮性カンナです。新葉は鮮やかな赤の縞模様で、成長するに従い色が変化しグリーンの縞模様になる

■オーストラリア
暑さに強く、初夏からの花壇に最適です。水辺での生育も可能です。開花後も株元から新しい芽を伸ばし、次々に開花し晩秋まで楽しめる銅葉カンナです。

■ピーチディライト
北米フロリダ半島原産の抽水植物。淡い桃色の花を咲かせるのが特徴です。性質は丈夫で、日のあたる場所に置き、腰水状態を保っていれば育成は容易です。また、温暖な気候を好む植物ですが、多少の耐寒性は持ち合わせているので凍結しない環境でなら越冬は可能です。

■ フローレンスボーガン
中南米原産の抽水植物、幅広の葉とオレンジ色のフリルを思わせる花を付けるのが特徴です。性質は丈夫で、日のあたる場所に置き、腰水状態を保っていれば育成は容易です。

■ トロピカル ブロンズスカーレット
中南米原産の抽水植物。性質は丈夫で、日のあたる場所に置き、腰水状態を保っていれば育成は容易です。また、温暖な気候を好む植物です。

最後に

花を楽しむのが種ですが、中でも Canna edulis という種は根茎を 救荒作物として食べたり、でんぷんを採る為に栽培されるのだそうです。

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