日本の願いからネーミング、フェニックスヤシ

品種のご紹介

カナリー諸島原産の常緑高木で、比較的寒さに強いので公園や街路樹、庭園などに植栽されています。一般的にはカナリーヤシと呼ばれます。この南国チックを演出するヤシ類の中でも大きくなります。庭の演出にいかがですか?

植物としての特徴

ヤシ科ナツメヤシ属の樹木で雌雄異株です。耐寒性があり霜が降りないところであれば露地植えが出来ます。日本では東京以南が育成の目安です。 樹高は最大で12mにもなり幹周りは3m程度まで生育します。

葉のついている茎の部分の下には、枯れた葉の基部が集まる部分があり、クッション状になっているため、着生植物がよく根を下ろします。

名前の由来(フェニックスヤシ)

学名はPhoenix canariensisで日本では一般的にフェニックスと呼ばれています。この「フェニックス」という名称の由来は、諸説がいくつもあります。その中でも、力強く葉を広げた姿から、伝説の不死鳥フェニックスを連想したとする説があります。

広島市東千田町の旧広島大学の正門には6本のカナリーヤシが植栽されています。 戦後の復旧の中でアメリカの大学からの寄付によって植栽されたもので、不死鳥であるフェニックスを原爆からの再生を願うシンボルとしたと言われています。そしてフェニックスは学章にも採用され、広島大学のシンボルとなっているそうです。

小さく育てる事もできる

もともと日光を好みますので、春から秋にかけては日当たりのよい戸外に置くと元気に育ちます。成長速度が遅いために、鉢植えで小さく管理すると自宅で簡単に観賞ができます。タイからフェニックス・ロベレニー(シンノウヤシ)が流通しています。

日本でも結実します。しかし食べない方が良いでしょう。

落果した時は、フルーツを思わせるような香りをだしますが、苦いとか酸っぱいなどの体験レポを見つけますが、控えた方が無難でしょう。

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