庭にゆでエビ!? 人目を引く鑑賞用の、コエビソウ。

品種のご紹介

枝の先端に折れ曲がった苞が、まるで茹エビのようで沢山咲くとそれは圧巻です。常緑の植物ですが、寒さに弱く、南関東以西の暖地では冬に葉を落として冬越します。冬に暖かい所では季節を問わずに咲きますので、見ごたえがあります。

コエビソウの特徴

キツネノマゴ科キツネノマゴ属の半常緑低木です。
メキシコ原産で丈夫な植物ですが、寒さに弱いです。

暖地では本来の常緑低木として冬越しが可能で、樹高が2メートルくらい成長します。
しかし、気温が低く冬に地上部が枯れる地域は、宿根状態で翌年芽生える場合でも1mほどの樹高にしかなりません。
葉は対生し、5~8㎝程度の先の尖った楕円形~卵形です。枝はよく分枝して茂ります。

花期は6月~10月ですが、気温が15℃以上であれば周年開花します。
分枝した茎の頂部に花序を出し、苞(ほう)とよばれる赤褐色の葉が鱗状に重なり合い湾曲し、エビの胴体のような格好になります。苞の間から白い花を出しますが目立ちません。
苞は淡い黄緑色からクリーム色をしていますが、日光より鮮やかに色付きます。

一般に「ベロペロネ」と呼ばれているものは、メキシコ原産のブランディゲアナとその園芸品種を指します。他にに苞がライトグリーンになる「イエロー・クイーン」、葉に白い模様が入り茎が上に伸びる「エンジェル・キッス」は切り花にも利用されます。

育て方

病害虫もほとんどなく管理も容易です。植え付けの適期は4月~6月です。夏は強い直射日光を避けた半日陰の場所が適します。冬は何度も霜に当たると枯れてしまいますから、霜の当たらない場所で冬越しをさせましょう。
寒さで落葉しますが、枝が生きていれば春に再び芽吹きます。

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