ハートがいっぱい、幸せいっぱい。ケマンソウ(タイツリソウ)。

品種のご紹介

遠くから見るとハート形が連なっているようで、その花形が個性的です。色はピンクや白があります。半日陰で育つのでシェードガーデンの宿根草としてよく用いられています。鉢植えでも育てる事ができて寒さにも強いので、初心者でも育てやすいです。ただし全草、特に根茎と葉に毒がありますので、誤食には注意が必要です。

ケマンソウの特徴

ケシ科(ケマンソウ科)ケマンソウ属(コマクサ属)の多年草です。
草丈は30-60cm程になります。葉は3枚の複葉でボタンに似た形状で、緑白色を帯びます。
株はやや横に広がります。地下には太いゴボウ状の根が伸びています。

花期は4~6月で、斜めに伸びた総状花序にハート型の花を付けます。花茎はアーチ状に湾曲します。花茎一本に花が最大で15輪ほど釣り下がって咲くので、あたかも鯛が釣竿にぶら下がっているように見えるため、「タイツリソウ」ともいわれています。夏以降は葉が枯れて休眠します。

原産地は、中国東北部(黒竜江省)から朝鮮半島で、室町時代には渡来して古くから栽培されてきましたが、それほど多く栽培されるものではありませんでした。最近では特徴的な形の花や、葉が見直されて、多く流通するようになりました。

育て方

半日陰の、肥沃で水はけ水もちのよい土を好みます。春から5月くらいまでは日の当たる場所なら花つきがよくなります。夏の西日に当たったり、乾燥しやすい場所だと弱るので避けます。移植時は根を傷めないように注意して植えます。移植に弱いので植えつけ場所をよく考えてからの方が良いでしょう。

鉢に植え付けた場合も夏場はできるだけ風通し良く涼しい場所で、冬場は寒さに当てるため外で管理しましょう。ごぼう根が太く伸びるためどちらかといえば鉢植えよりも地植えの方が花つきがよくなります。

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