タイ料理には外せない、すっぱ爽やかな コブミカン(バイマックル)

品種のご紹介

エビのうま味が病みつきになるトムヤンクン、グリーンカレー、レッドカレーもおいしいですね。これらの料理の多くに、バイマックルという植物が使われています。この酸っぱいけどやめられなくなるタイ料理のハーブに迫ります。

コブミカン(バイマックル)

タイ語では「マックルー」、葉を「バイマックルー」と呼ばれています。日本ではコブミカンと言います。その名の通り実がコブだらけですね(笑)。ミカン科ミカン属のれっきとした柑橘なんです。東南アジア料理には欠かさないハーブとして主に葉が利用されます。葉はローリエの様に煮込んでも固い状態を保つために、煮込み料理用のハーブとして利用されます。

日本では関東以西で霜の降りない所であれば、露地で栽培できるためアジア料理好きの方は、苗を育てている方もいらっしゃいます。

タイ料理の他、ラオス、カンボジア、インドネシアの料理にも使われます。

葉も食べられます

葉は煮込んで香り付けに利用する事もありますが、トムヤンクンやグリーンカレーでは、葉を細かく千切りにして食べる事もあります。

香り付けはバイマックルーだけではなく、レモングラスなど他のハーブやパクチーなど香味野菜なども合わせて、独特の風味を作り出しています。

■【暮らしのVlog】部屋の植物の紹介/新入り植物はとても個性的/コブミカンの葉を使ってグリーンカレー(約8分)
nekonoshippo 様

【暮らしのVlog】部屋の植物の紹介/新入り植物はとても個性的/コブミカンの葉を使ってグリーンカレー

苗の入手が容易になりました

ひと昔前までは防疫の関係でなかなか苗が入手できませんでしたが、現在は国内で苗の量産化が確立して、容易に入手できるようになりました。ご自宅でちょっぴり楽しみたい方には簡単に育てられる鉢栽培をお勧めします。関東のバナナんぼは、冬にベランダで霜避けすれば毎年枯れずに越冬出来ています。

バナナんぼ宅 のコブミカン(春)

アゲハ蝶にはご注意してくださいね。芋虫くんは柑橘の葉が大好きです。

エッセンシャルオイルもあります

爽快な香りはエッセンシャルオイルにも使われます。製品には「バイマックル」という言葉より、「 カフィアライム・リーフ 」と英名で呼ばれる事が多いです。ただしコブミカンは「ライム」とは種が違いますのでややこしいですね。

最後に

日本の食材店ではなかなかお目にかかれませんが、タイ料理専門のお店などでは売っている場合があります。人気の生の葉は入手困難で生産が追い付いていません。ご紹介した冷凍ものや、乾燥した業務用のものが入手しやすいでしょう。好き嫌いが分れるアジア料理ですが、一度はご家庭で試してみてはいかがでしょうか。病みつきになるかもしれません。

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