甘い香りが漂い、ふと周りを見渡すとクチナシの花が咲いている。いいな~、家にもほしい。そう思うあなたは、ぜひお立ち寄りください。
梔子(クチナシ)の紹介
6月~8月にかけて甘い香りの白い花を咲かせます。樹高は1mから3mくらいになります。分厚い白い花びらを持ちますが、八重咲の品種もあります。 このクチナシの実は秋に赤茶色の実がなりますが、決して実は口を開かない(くちがない)特徴から、この名前が付いたようです。
アメリカやヨーロッパでは男性から送る花として親しまれていますが、
日本では活けて楽しむくらいでしょうか。男性から季節の香り良い花を女性にプレゼントして欲しいものですね。
また三大香木として沈丁花(ジンチョウゲ)、梔子(クチナシ)、金木犀(キンモクセイ)が有名です。
実の利用方法
乾燥した実は、昔から黄色の色素として利用して来ましたし、生薬として消炎、解熱、鎮静、止血などの薬といて処方されたり、スパイスとして利用されてきました。
おせち料理で有名な栗きんとんの色や、サツマイモ、たくあんなどの着色に利用されています。
さらに実を発酵させると、青色が出来るため和菓子の青色に使われる事もあります。「クチナシ青色素」等の表示がそれにあたります。
料理への応用(色付け)
色を出すのは簡単です。乾燥したクチナシの実を1,2個使って色付けしてみましょう。以下の様にして煮だして色を出し、着色します。
終わりに
お庭にクチナシを植えている家でも、高齢化のためかクチナシの実を使って色付けしているご家庭は少なくなってきました。
簡単になんでも手に入る世の中になりましたが、手作りこそ贅沢という体験をしてみると、豊かに時を過ごせる事間違いなしです。
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