ウコンの効能、スパイスの魅力

品種のご紹介

飲みすぎに効くウコン、カレー等のスパイスで活躍するウコン。健康食品としてクローズアップされるウコンですが、ここでもう一度正しい情報を見直して、ウコンと付き合ってゆきませんか?

ウコンのおさらい

ウコンはショウガ科ウコン属(クルクマ属)の多年草です。根茎に含まれるクルクミンは黄色い染料の原料として、スパイスとして日本ではカレー粉の原料として、 肝機能への効能を期待して二日酔い対策ドリンクの原料にも用いられています。 日本では、沖縄で特になじみ深く、一般的にウコンといえば、「秋ウコン」をさす場合が多い様です。

ウコン(Curcuma longa)のように食用・薬用として利用される種類が多くあるほか、クルクマ・ペティオラータ(C. petiolata)など花を観賞する目的で栽培される種類もいくつかあります。

観賞用ウコン クルクマ

春ウコン、秋ウコン、紫ウコン とは?

クルクミンの肝機能への影響を期待して二日酔い対策ドリンクの原料にも用いられています。ウコンには数多くの種類がありますが、出回っているのは、秋ウコン、春ウコン、紫ウコンの3種類です。通常ウコンというときは秋ウコンの方をさします。

春ウコン

春に花をつけ、薬効のある根は淡い黄色。クルクミンは少量ながら、精油成分の含有量が多く、成分の構成が独特。 沖縄では秋ウコンと並んで、古くから民間療法に利用されてきました。

秋ウコン

秋に花をつけ、根は鮮やかな黄色。クルクミンの含有量が最も高く、精油成分も多い。カレーの香辛料(ターメリック)や漬物の着色料、染料として利用されることが多く、沖縄では古くから民間療法に利用されてきました。

紫ウコン

夏に花をつけ、根の切り口は紫がかった白。クルクミンの含有量はごく微量。 医薬品芳香健胃薬の原料です。

栽培できるの?

日本の広範囲で比較的簡単に栽培することが可能です。 寒さと乾燥に弱い以外は比較的育てやすく、プランターなどでも育てることが可能ですよ。花は1か月ほど咲き続けるので、観葉植物としてプランターで育てる事もできますが、その場合は深さのあるプランターを容易してください。

根茎が成長するとともに地上にウコンが露出してしまうと、乾燥してしまうので土寄せをしっかり行い、土の表面が乾いてしまったら水をあげるというような基本的な事を怠らなければ大丈夫でしょう。 一般的には宮城県の仙台がウコン栽培の北限と言われているようです。

ウコンの保存方法

粉末にして保存するのが一般的です。

粉末への加工方法
  • 収穫後よく洗って土を落としたら、スライサーで2~3mmの厚さにスライスします。
  • 粉末にするために完全に乾燥させます。
  • パリパリに乾いたウコンをブレンダー等で粉末にします。
  • 粉末状にした乾燥ウコンは、ふるいにかけて細かいものだけ残します。

最後に

ウコンはカレ、沢庵、チーズの色付けに使われる他、繊維染料としても使われています。 沖縄では煎じたウコン茶(うっちん茶)を飲む習慣もあります。さまざまに利用されているウコン。健康にもよさそうですが、 肝障害をお持ちの方は先生に相談してから利用をお考え下さいね。

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