鮮やかな赤い新芽をつけ、葉は時間がたつと徐々に緑色へと変化していきます。生垣として植えると外からの目隠しになり、また家を華やかに見せてくれます。
在来種のベニカナメモチは、病害虫に弱く、根が付きにくいなどの理由か一時期は人気が落ちましたが、改良された新品種「レッドロビン」は病害虫に強い性質があり、人気があります。
ベニカナメモチの特徴
バラ科カナメモチ属の常緑小高木で、本州中部以南の暖地に生育しています。
生長が早く、上へ伸びようとする傾向が強い木です。樹高は10mほどまで成長しますが、剪定次第で小さくまとめることが可能です。
葉は互生します。形状は両端のとがった長楕円形で長さ5~10cmくらいです。革質で艶があり、縁に細かい鋸歯があります。若葉はどの季節でも紅色を帯び、時間がたつと徐々に緑色へと変化していきます。
花は5月ごろに開花します。枝先に径約10cm半球状の集散花序を出し、小さな白色の五弁花を多数つけます。果実は球状で紅熟します。生垣等で刈り込まれて管理されることが多いために、花や実を付けているものをあまり見掛けません。
レッドロビンは、従来のベニカナメモチが病虫害に弱い点が改良された品種で、カナメモチとオオカナメモチを掛け合わせて作られました。
育て方
鉢植え、庭植えともに日当たりのよい場所を選びます。有機質の多い肥沃な土壌を好むため、庭植えでは水はけのよい場所に腐葉土などの有機物を多く混ぜ、土を軟らかくして植えつけます。
成長が早く、比較的早期に垣根を作ることが出来ますが、定期的な刈り込みを行わないと鬱蒼としやすくなります。
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