日本原産種で、本州から九州の林などに自生します。フェンスなどに絡ませて緑のカーテンにしたり、盆栽にも利用されます。6月頃に開花し白色で甘く香り、咲き進むとクリーム色に変化します。葉は濃い緑で秋には美しく紅葉します。
植物の特徴
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木です。
テイカカズラは、本州から九州の林などに自生します。キョウチクトウ科という事もあり、茎や葉を切ると白い乳液が出てこれが有毒です。そのため、剪定などを行う場合は、軍手や長袖を着て行い、樹液が付かない様に注意しましょう。
茎から出る付着根が壁や木に食い込んでよじ登る性質があるので、フェンスなどに絡ませたり、10mほどの高さまで這い上がることを利用して、緑のカーテンにも利用できます。成木になると樹皮から離れて枝を空中に伸ばし、葉は大きく黄緑色になります。
6月頃に花を咲かせます。花は房状の花序が垂れ下がったところに付きます。花ははじめ白く、次第に淡黄色になり、ジャスミンに似た芳香があります。栽培品種ににハツユキカズラ(斑入り)、ゴシキカズラ(葉が赤みがかっている)などがあります。
育て方
耐陰性があるため、半日向の場所や午前中だけ陽が当たるような場所でもすくすくと成長します。空気中の湿度が高い状態を好む植物です。空気が乾燥しすぎると葉っぱがぼろぼろと落ちてしまいますので注意してください。
水はけがよく水持ちのよい、肥沃な土を使います。土が乾きやすい場所の場合は、土に腐葉土や堆肥を混ぜ込んでください。
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