ドライフラワーに利用されたり、ストレスを緩和させてくれる効果のあるヘリクリサムオイルの原料として有名です。様々な色の品種が作出され、かわいらしい色が作り出されています。
植物の特徴
キク科キセロクリサム属の一年草、または多年草です。
自生地のオーストラリアでは多年生、または一年生で分布しています。海外に流通する多くの種や苗は多年生ですが、高温多湿の環境に弱い性質のため、日本では夏越しが難しい為に一年草として扱うのが一般的です。
5月~6月花期になると、上部で分枝した茎の頂部に、花径3~5㎝程度の頭花を咲かせます。総苞片はドライフラワーのようにカサカサとした独特の感触をしており、美しい光沢を持ちます。花色は赤、オレンジ、黄色、ピンク、白などがあります。コショウのような香りのする葉と花をつけます。
エッセンシャルオイルとしての利用
ヘリクリサムは、香水、石鹸、化粧品などの原料として広く使われていますが、特徴的で甘美な香りから、特に香水の原料として重宝されています。75kgの花から水蒸気蒸留で約1kgのエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
妊娠中、授乳中、幼児、てんかん症、キク科アレルギーの方は避けた方が良いと言われています。
育て方
基本的に丈夫な性質で、種まきからも容易に育てることが出来ます。日当たりと風通しの良い場所で、水はけの良い環境が適しています。日照時間が足りなかったり、ジメジメとした場所では上手く育たないので注意して下さい。
耐寒性があまり高く無いので、秋まきの場合は霜よけを設置して冬越しをさせます。寒冷地の場合は、春まきにして夏に花を咲かせます。
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