花丈が10cmくらいとコンパクトで、白花や薄紫から紫の花色があります。花壇や寄せ植えのほか、丈夫な性質なのでグランドカバーにも用いられます。
かわいらしい、ツルハナシノブの特徴
ハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の常緑多年草です。
地面をはうように横に茎を伸ばす性質(はい性)で、春から初夏にかけて美しい花を咲かせます。地際から10㎝ほど赤色の花茎を伸ばして、花を咲かせます。ひとつの花茎に2㎝ほどの花が5~6個集まって咲きます。株は横に広がり大きくなるとこんもりします。葉はやや細長い楕円の緑です。
ストロニフェラ系(背丈が低く通常は20cm程度)の品種と、ディバリカタ系(ストロニフェラ系に比べやや高性で葉が細い)の品種が出回ります。
フロックス属には、シバザクラ、キキョウナデシコ、クサキョウチクトウ(宿根フロックス)などが有名です。
育てて楽しみましょう
耐暑性はそれほど強くありませんが、工夫すれば関東以西の温暖地でも夏越しはそれほど難しくなく、開花時期になると花が一面に咲きます。プランターに植える場合は、標準的なプランターよりも径が大きくて底の浅いボールプランターが適しています。耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。
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