霧多き高山が原産の、シャコバサボテンは冬が美しい

品種のご紹介

茎の節がシャコに似ているとか、カニに似ているとかでシャコバサバテンとかカニバサボテンとも呼ばれています。海外ではクリスマスカクタスなどと呼ばれています。お国柄がでていますね。そんなサボテンを特集します。

原産地は高山だった

シャコバサボテンは高山の霧の多い森林の樹上に自生しています。現在では様々な交雑により、いくつかの園芸種が流通しています。短日性植物のため、 一日の日照時間が短くなってくると蕾を作ります。ポインセチア同様で丁度北半球では、クリスマスの時期の前後に色づいてきます。そのためクリスマスカクタスとも呼ばれています。

育てる難易度は高くありません

日本で育てる場合は、梅雨前までは日光にしっかり当てて管理しますが、梅雨明けから9月上旬までは逆に半日日陰ので育成します。そのため移動が簡単な鉢栽培がお勧めです。

ポイント
  • 涼しくなり日が短くなる秋に花芽をつけますが、短日植物のため夜遅くまで明るい場所に置くと、花芽がつきにくくなります。
  • 蕾が未成熟の時に移動させると落蕾しやすいので、ある程度蕾が大きくなってから株を移動させましょう。
  • 冬は5℃以上を保つようにしてください。水分は少なめに。

めずらしい原産地の着生している姿を以下のホームページでご覧になる事ができます。

Tikorangi The Jury Garden 
houzz 様

いろいろな色の株が売られています。

シャコバサボテンは、いくつかの品種群を掛け合わせた園芸種が流通されています。いろいろな花の色がありますので、お気に入りの株を選んで育てると楽しいですね。

さいごに

シャコバサボテンの種内交配園芸品は、昭和期には多数あったそうですが今では失われてしまったそうです。しかし今でも品種改良は続いており、四季咲きのものあります。これらは種苗法という一種の特許により、購入は出来ても勝手に増やせないものがあります。品種や入手は「デンマークカクタス生産協会」も参照してみてください。

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