観葉植物で人気のパキラ。枝を編み上げて売っている苗もあり、なかなか見ごたえがあります。メジャーになったからこそ、ワンランク上の楽しみ方をご提案します
パキラの楽しみ方
- 室内でも比較的簡単に育てられるので、初心者でも扱いやすい。
- 100円ショップで幼苗が手に入る。オフィスなどに置いて楽しめる。
- 日光と風通しの良いところだと開花に出逢えるかも。
- 班入りパキラもあり、観葉の楽しみが広がる。
現地では樹高が7～15ｍあるとても大きな植物です。
ハワイや台湾で食用ナッツやパルプ材目的で栽培されていました。
耐陰性、耐寒性、耐乾燥があり、室内でも簡単に育てる事ができます。
主な品種
パキラは20ほど種類がありますが、花を咲かせるのは以下の２種と言われています。
花を咲かせる
パキラは20ほど種類がありますが、花を咲かせるのは上記の２種類と言われています。また花が咲くのは実生株（種から発芽したもの）といわれています。
開花まで早くても５年以上は必要と言われています。一度花を咲かせると、次の年からも毎年花が楽しめるそうですよ。
株は編み込みタイプではなくいわゆる「１本立て仕立て（パキラストレート）」の太い幹株を購入する事をお勧めします。
花が咲くために必要なのは、風と光です。
直射日光は避け、風通しの良い場所で成長を見守りましょう。
市販されているパキラが実生株か見分ける方法
根元が膨らんでいるものは実生株、ストレートなものは挿し木株でほとんど開花しません。挿し木株は幹が太く成長しない事が多いためです。
開花時期
梅雨時の6月から暑さが厳しくなる7月頃です。花は短命で、たった1日でその命を終えます。蕾を付けているのを見つけたら、カメラの準備をして少し夜更かししてみてください。
夜に咲く事が多く、その後翌昼を過ぎると枯れてゆくのでしょうね。
冬の管理
5℃以下になると落葉します。11月～3月は玄関先や窓際など気温が下がる場所は避け、水やりも少なくしましょう。
編み込み
編んで商品にするなんて、考え付いた方はすごいですね。
三つ編みや五つ編みが流通しています。
編み込みにチャレンジ！！
軽く手で枝を押すと、左右にしなる同じ大きさの実生株を、三つ編みなら３本用意します。実生株は根本がとっくり型ですよ。
一度鉢から苗を取り出し、根から土をある程度取り除きましょう。
乾燥に強いですから編み込むのに時間が掛かっても枯れる事はありません。編みやすくするために、初め根本は針金で複数株を束ねておくとやりやすいでしょう。
挿し木株や、大きくなった実生株は枝が硬く編めません。
成長する事を考えて、幹同士に少し隙間を開けるように緩く編み込むことがコツです。
編み込み株を枯らせない方法
編み込み株が成長しても各枝が融合しない植物なので、鉢植えの場合は三本編みなら三本寄せ植えと同じ状態で、少ない土の奪い合いになります。
上手く太るとそれぞれの根本が押し合い締め付けあう形になります。
一番多いトラブルは、奪い合いによる部分枯れ(編み込みの中のどれかが枯れる)になります。2年に一度は植え替えをしましょう。
挿し木で増やせるけど、大きくなりません
暑くなり始める５～９月頃が、一番生長に適した時期です。
その後の生長を考えると、パキラの挿し木は５～７月頃までに行うことが望ましいでしょう。
水はけの良い土に挿し木する方法と、水のなかに入れておくだけの水挿しがあります。水挿しは、水を１～３日ごとにこまめに取り替えて、清潔な状態を保つことで根が出てきますよ。
枝を切って育てるパキラは、何年たっても太い幹になる事が難しいので鑑賞目的も考えたうえで行うのが良いと思います。
苗のご紹介
1本仕立てや編み込み、班入りなどバラエティーに富んでいます。
以下にいくつかご紹介します。
【実生 班入り】
【編み込みタイプ】
終わりに
さまざまな大きさ、形態、品種などあることがわかります。ご自分に合ったパキラを選ぶにも迷いますね。目的やご自分のフィーリングに合ったものは、通販でじっくり選ぶのが良いと思います。
大型鉢は物流さんに配達してもらえますので、便利ですね。
ご参考にしてください。
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