フラダンスのレイに飾る花として有名な、プルメリア。
ご自分で育てた香り良いプルメリアを着飾って、プルメリア美人になりませんか?プルメリアの育て方やカラフルな品種をご紹介します。
プルメリアの魅力
- 育てた花で髪飾りを。夢ある記念写真を企画してインスタ映えを狙え?
- 品種改良が進み、沢山ある品種から好きなものを選べる。
- 花には芳香があり、リラクゼーション効果や南国気分が味わえる。
- 苗や穂木で流通しており、扱い易い。
樹液に注意
いきなりですが、プルメリアはキョウチクトウ科なので樹液に毒性があります。茎や葉から出る白い樹液は、かゆみを伴う皮膚炎や、重症になると嘔吐や心臓麻痺などの原因にもなるそうです。
剪定や葉のカットなど樹液に直接触れる可能性がある時は、手袋をするのが有効です。作業終了後は必ず手洗いを行うようにすると安心ですね。
また剪定した枝などは家で焚火処理せず、袋の口をしっかり閉めてごみの日で出しましょう。
管理の仕方
【春】始動期
最低気温が15℃前後になると芽が動き始めます。
小さく発生し始めた芽は黒く枯れたり、生え直ししながら徐々に成長を開始します。そうなると屋外へと出すタイミングです。出来るだけ日光に当たる環境で育てましょう。
【春~夏】成長期
熱帯植物ですから太陽が大好きです。気温とともにぐんぐんと成長します。肥料が無くても育成に問題ありませんが、少量与えると花が咲きやすい様です。根の成長が旺盛で、植替えをすることで順調に育ちます。毎年一回は植え替えると良いでしょう。
花が咲く前の4月~5月ごろに植え替えるのがベストです。
【秋~冬】休眠期
最低気温が15℃前後を下回ってくると、新しい葉の展開が止まり、下葉から枯れて落ち始めます。
室内の極力日光のあたる、明るく風通しが良い場所へ取り込みましょう。
残っている葉も樹液に気を付けてハサミでカットし、茎だけの状態にするとストレスが少ない状態で冬を越せます。
出来るだけ水を与えない様にしましょう。断水すると株を腐らせず越冬成功しやすいです。
育成に慣れてきたら、挿し木で増やそう(6月頃がお勧め)
元気に育つと、枝がどんどん伸びて結構背が高くなります。
この様な場合は適当な箇所で枝をカットすると、脇芽が出て枝の更新ができます。穂木にする枝は、切り口を斜めにカットしてください。
- 挿し穂から出る白い樹液をよく洗い流して、風通しの良い雨の当たらない日影の場所に置く。
- 切り口がしっかり乾くまで2~4週間放置する。この時切り口に丸みを帯びた「カルス」が出来ると尚良い。
- 水はけの良い土に、ルートン(発根促進)をまぶした穂木を差し込む。
- 日陰の風邪通りの良いところで養生し、芽が伸びてきたら成功です。
海外からの持ち帰りには注意
ハワイなど旅行すると、お土産屋さんでプルメリアの穂木が売られています。以前はそれらを日本へ持ち帰ることが出来ましたが、H29.5.24日から制限が課せられました。
ハワイ諸島、タイ、フィリピン等から苗木を持ち帰る場合は、「日本向けの検査証明書が添付されていない」苗は量の多少や輸送方法、商業・個人の別を問わず全てが植物検疫の対象となり、証明書が無い場合は、日本への持ち込みが許可されません。
参考:植物防疫所
各種プルメリア苗をご紹介しま
カラフルな花や珍しい班入りの葉のプルメリアをご紹介します。
終わりに
日本では、沖縄や奄美、小笠原諸島くらいしか露地植えができないプルメリアですが、鉢で越冬がうまく出来れば日本でも花を楽しむ事ができます。ホームセンターで選ぶより、ネット通販を利用された方が豊富な苗を選べることができます。
気になる方は、今回ご紹介したプルメリア苗をご検討されてみてはいかがでしょうか。さあ、あなたもプルメリア美人にチャレンジ。
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