アーモンドは手軽に入手できて誰もが知っているナッツですが、花をご覧になった方は少ないかもしれません。桃の花に似た綺麗な花なので、観賞用にも良いです。そして木の実は体に良く最近は見直されています。
植物としてのアーモンド
バラ科サクラ属の落葉高木です。南ヨーロッパやアメリカ合衆国、オーストラリアなどで生産されており、日本では鹿児島県や山形県などで生産されています。春にモモににたピンク色の花が咲き、7-8月に実が熟します。 実は自然落下しないので、収穫の際に「ツリー・シェイカー」と呼ばれる機械で幹を揺さぶって実を落とします。
スイート種(甘扁桃)とビター種(苦扁桃)があり、食用にされるのはスイート種です。 ビター種は鎮咳などの薬用や着香料、アーモンドオイルの原料などで利用されます。
■The Almond Harvest 英語(7分)
収穫の様子がよくわかる動画です。
製品としてのアーモンド
そのまま塩を付けて食べたり、スライスしたものを菓子のトッピングや料理に利用されます。 種子を水につけてからアーモンドミルクを絞って飲料とすることもあります。
アーモンドパウダーは、パン作りやお菓子作り、スープやカレー等お料理の隠し味としてもおすすめですよ。
食品の中でもビタミンEが多く、 活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があるそうです。 そして、豊富な不溶性植物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促します。有害物質やコレステロールの吸収し抑制する作用もあるなど、最近の健康ブームで見直されてきています。
アーモンドオイルは、欧米でベビーオイルとしてもよく持ち入られています。またアロマケアにもよく用いられるオイルです。オレイン酸80%近くも含むため、その効果により、乾燥肌にも良いとされています。
観賞用やナッツ収穫に、苗はいかがですか?
3月~4月に綺麗な花がたくさんつきます。シンボルツリーにも良いですし、ナッツの収穫も楽しいですね。観賞用なら鉢栽培もできます。
最後に
苗は冬マイナス7℃までであれば寒さに耐えることができます。関東でも鉢栽培で外に出しっぱなしでも枯れずに毎年花を咲かせます。庭木としてのシンボルツリーは欲張って花だけではなく、実も楽しめるアーモンドはいかがでしょうか。
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