香り良く面白い形の、スパイダーリリー(ヒメノカリス)

品種のご紹介

花姿が特徴的で中心部分は薄い膜を張ったようになり、中心から放射状に細長い花びらを伸ばします。色は白や淡い黄色で、よい香りがするものもあります。球根植物で、日本では春に球根を植え付けて夏に花を楽しみます。熱帯性で寒さに弱く冬は半ば休眠します。

ヒメノカリスの特徴

ヒガンバナ科 / ヒメノカリス属の球根植物です。中南米と西インド諸島に25~30種が分布しています。
葉はつやがある緑色で、細長い剣のような形をして地際からたくさん茂ります。またクリーム色の斑が草丈30~40cmほどの小型種から1m近くなる大型種があります。班が入るものあり、花が咲いていない時期も華やかに見えます。

開花は6月~8月頃です。白色または黄色の6弁花で、細長く放射状に広がります。花の中央は、アサガオのような副花冠(ふくかかん)と、外側へ長く伸びる花びらや、オレンジ色で長く伸びたおしべが個性的です。「ヒメノカリス・スペキオサ」はバニラ香を漂わせる品種です。

ヒメノカリスは「スパイダーリリー」とも呼ばれています。
同じ科のヒガンバナも英名で「レッドスパイダーリリー」や「スパイダーリリー」と呼ばれ、ヒメノカリスの別名と同じ名前で呼ばれています。

フラダンスの花飾りとして、スパイダーリリーが利用されます。

髪飾りとして、スパイダーリリーは利用されます。ボリューム感を出して美しさの演出をしてくれます。

育て方

極端な暑さや寒さが苦手なため、季節に応じて移動できる鉢植えでの栽培がおすすめです。
植え付け時期は、3月下旬~5月上旬頃です。増殖は分球、鱗片挿し、実生によります。種から育てる場合、開花までに数年かかります。

「ヒメノカリス・ハルシアナ」のような常緑タイプと、「ヒメノカリス・リットラリス」のような落葉タイプがあります。常緑タイプは寒さに弱いので、冬は室内に取り込み、少なめの水やりを続けながら育てます。落葉タイプは、西南暖地の霜の当たらない場所であれば、露地で冬越しが可能です。

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