ウツボカズラは代表的な食虫植物です。つぼ型の部分は捕虫器といって、葉が変化したものです。中の液体のほとんどは水ですが消化液が含まれているため、虫などを消化することができます。捕虫器がいくつもぶら下がっている風景は独特で、観賞用として親しまれています。
ウツボカズラの特徴
ウツボカズラ科ウツボカズラ属の総称です。
ボルネオ、スマトラを中心に熱帯アジア、マダガスカル、セーシェル諸島、ソロモン諸島、ニューカレドニア、オーストラリア北部に90種が自生しています。
常緑性のツル性植物です。茎は細長く伸びて4mほどになりますが、時として15mに達する例もあります。茎には白い綿毛が密生し、特に若い茎に多い様です。
よく栽培されているのは、ネペンテス・アラタ(Nepenthes alata)という種類で、捕虫袋の下部がややふくらみ、ヒョウタンウツボカズラとも呼ばれます。捕虫袋は長さ10~15cm、緑色で先端部が赤みを帯びています。アラタは個体差が多いです。
■Nepenthes rajah eat huge fly. 食虫植物 ウツボカズラ捕虫動画 【食虫植物TV】(1分45秒)
食虫植物TV 様
■実験クイズ!食虫植物ウツボカズラの消化液で何が溶ける?【虫を食べる植物展2017開催中】 咲くやこの花館(8分)
咲くやこの花館【公式】動画チャンネル
■ウツボカズラ料理!虫を食べる植物を食べる?ウツボカズラご飯の作り方&ホットケーキ&お好み焼きと・・・食虫植物の植物園料理by咲くやこの花館(17分30秒)
育て方
温かい場所を好みますが、直射日光には弱いので、真夏の強い日差しの場合は直射日光が当たらない場所に移して育てましょう。常に気温が15度以上になる環境を好みます。外で育てる場合20度を切るような時期になったら、室内での生育に切り替えます。
根が弱いため、水ゴケを使用します。そうすることで水分不足を防ぐことができ、常に良い状態でウツボカズラを生長させることができます。水ゴケが乾いてきたら、水分をたっぷり与えます。常に水ゴケが適度に湿っている状態を維持しましょう。霧吹きをつかって、常に葉や茎の部分が潤っているようにしておきます。葉だけが伸びる場合は、適宜残して切り戻します。
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