健康食品として人気のタイガーナッツ。古代エジプトの遺跡から出土されており、古くから人との繋がりがある植物です。ナッツという名前が付いていますが、実際はある植物の地下に出来る塊茎を食用としています。生でも食べられ、自宅でも栽培できますよ。
タイガーナッツの特徴とは?
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年生植物です。
キマハスゲという別名があります。春から秋まで長期にわたって発生を続け、晩秋に地上部が枯れます。近縁種としては、ハマスゲがあります。
夏から秋にかけて花茎を伸ばし、先端にカヤツリグサやミズガヤツリに似た黄色い花をつけます。この頃になると分株の形成がおさまり、根茎の先端に塊茎が形成されるようになります。1個の塊茎から出芽した個体が1シーズンで数百個から数千個の塊茎を作ることが知られています。これをタイガーナッツと呼んでいます。
この植物は、もともと日本に分布しておらず外来植物として広まっています。塊茎を食用にするために栽培されているのに対して、多くの地域では防除の難しい雑草として問題化しています。栽培には拡散されない様に注意が必要です。
商品を楽しみましょう
繊維分やビタミンEを沢山含んでいるそうで、摂取すると何らかの効果が期待できるかもしれません。
育って収穫しましょう
日当たりの良い場所で水はけがよい、砂などが多い土壌を好みます。 畑植えの場合は、畝を立てて水はけを良くすると良いでしょう。一般的な培養土でプランター栽培も可能です。 定植後約6か月後、葉が茶色くなってきたら収穫時期です。1株から50~100粒程度収穫出来ます。
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