海岸で見かける山菜。ハマボウフウ。

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砂浜に行くと水分を逃さない様に、地表に這う様に伸びます。肉厚の葉で光沢があります。山菜として利用されるほか、民放薬としも利用されてきました。苗は通販などで購入でき、自宅でも栽培ができます。最近は海岸線の開発や、乱獲によって自生地が少なくなっています。

ハマボウフウの特徴

セリ科ハマボウフウ属の多年草です。
北海道から南西諸島の海岸の砂地に自生しています。

根はゴボウに似て非常に長く、地中深く伸びます。
葉の表面はクチクラ層が発達して艶があり、肉厚で小さくギザギザで縁取られています。
茎の部分は赤紫色をしています。


花期は5~7月ごろです。白色の毛が多数生えた花茎が立ち上がる様に伸び、50cmを越えることもありますが、通常は15cmくらいになります。花序は肉質で白色でカリフラワーのに似ています。花は雄性先熟です。

種子の側面には6-7本のひだがあります。

■2017年 #9 名取ハマボウフウの会 | 海と日本PROJECT in みやぎ(2分)
海と日本プロジェクト 様

2017年 #9 名取ハマボウフウの会 | 海と日本PROJECT in みやぎ

山菜としての楽しみ方

収穫は春に新しい芽を伸ばし、花が咲くまでの間ので、3月頃から5月にかけてが旬となります。
砂を掘り、根際から葉柄をはがすようにして採る。良く砂を落とし、軽く茹でて酢味噌和えや田楽にしたり、天麩羅、生食としてサラダ、刺身のつま等に利用されてきました。市場に流通しているものはほとんど栽培されたものです。

■軟化栽培したもの

■通常栽培

ハマボウフウの根または根茎を乾燥したものを民間薬として利用されています。北沙参(ホクシジャン)とも言われています。

育た方

日向当たりの良い砂地が適地のため、砂質土や火山灰土のような土が良いです。種から育てる場合は、発芽温度が15~20℃なので、4~6月頃に蒔いてください。発芽するまで土の表面が乾燥しない程度に水を与えながら日陰で管理するよ良いでしょう。

耐寒性がありますので、冬に上部は枯れても根は生きていますので、防寒対策は特に必要ありません。

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