コショウ科の観葉植物、肉厚で可愛い。ペペロミア。

未分類

熱帯地域を中心に千種類ほどの原種があるといわれいます。小型の種類が多く、管理しやすいのでインテリアグリーンとして人気があります。葉や茎が多肉質の品種が多く、個性的な葉の模様や色、草姿があるので、いろいろな品種を入手して楽しむ方もいらっしゃいます。

ペペロミアの特徴

コショウ科ペペロミア属(サダソウ属)の植物を総じて、ペペロミアと呼びます。原産地はブラジル、ボリビア、エクアドルなどで、主な生息地は熱帯や亜熱帯です。

匍匐性から直立性、ロゼットタイプ、着生植物まで様々な形態がある常緑多年草です。
葉が多肉的で美しく班入り種もあり、観葉植物として栽培されるものがある。花序はひも型の穂状で、花は黄色、茶色または緑色で小さく目立たないものが多いです。種類によっては、4月から9月に花を咲かせるものがあります。

日本で自生してものは、島胡椒(シマゴショウ:小笠原諸島の固有種、Peperomia boninsimensis Makino)、佐田草(サダソウ:四国以西、九州、南西諸島、台湾、Peperomia japonica)の2種と、亜種のケナシサダソウが分布しています。

「島コショウ」という名称は、別の植物のヒハツモドキ、ピパーチPiper retrofractum)というコショウ属の植物を示します。さらに「島胡椒」と漢字で表記される事がありますので、混同しない様に注意が必要です。こちらは、沖縄地方で香辛料として利用されています。

【ヒハツモドキ、島コショウ】

香辛料として利用できる品種がある

ベトナムではペルキダ(Peperomia pellucida)の生葉が香辛料として利用されています。花穂もスパイシーな香りがするそうです。

■併せて読みたい
Let’s Green Life  育てる、挽く、味わう。コショウの楽しみ方

育て方

乾燥には強いのですが多湿を好むので葉にまめに霧吹きをしてやるとよく育ちます。8℃以上の温度を保つようにしましょう。気温が20~30℃の状態がもっとも適した温度になります。
排水の良い土を好みます。

あまりに強い日差しに当てると、種類によっては葉が焼けてしまう原因にもなります。年間を通して、カーテン越しの日光のようなやわらかな光の当たる環境が良いでしょう。全般的に寒さに弱いので、室内で育てるにしても、冬場は置き場所に注意が必要です。葉が肉厚なタイプのペペロミアなら、葉挿しで増やせます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました