ココア、チョコレート カカオの魅力に迫る!

収穫

ココアもチョコレートも原料は同じ、カカオノキの実が原料となります。健康にもココロにも良い効果のあるカカオに迫ります。

カカオという植物

カカオノキと呼ばれ、チョコレートやココアの原料としてコートジボアールやインドネシアで多くが生産されており、日本では沖縄県や小笠原諸島で栽培されています。 果実はラグビーボールのようなカカオポッドとよばれる実(カカオポッド)がなり、品種により赤、黄、緑色など多彩です。

バナナやコーヒーの様に大規模生産が出来ません。それは大きくなるまで、ほかの木の陰で生育させる必要があるからなのです。

ココア、チョコレートの出来るまで

簡単に順を追って説明してみますと、次のようになります。

カカオ豆

カカオの木から収穫されたカカオポッドの中に、20~60個ほどの種子が入っており、これがカカオ豆となります。

①カカオニブ

焙煎の済んだカカオ豆を、粉砕し、外皮と胚芽を取り除いたもの

②カカオマス

カカオ豆の胚乳を発酵、乾燥、焙煎、磨砕したもの
ココアパウダー、チョコレートの原料になります

②⇒ カカオパウダー

カカオマスに含まれる、約55%のカカオ脂肪分(ココアバター)を圧搾したもので脂肪分は11~23%ほどになる。

ココアはカカオパウダーに牛乳、砂糖を加えて練りこみながら作ります。

②⇒チョコレートドゥ

カカオマスに砂糖、粉乳、ココアバター、植物油等を加えて均一に混合したもの。その後、粉砕/精錬/調温などしてチョコレートになります。

チョコレートは太らないの?

カカオ豆の脂肪分を構成している主な脂肪酸は、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸の3種類。この中で一番多いのはステアリン酸で、体内に吸収されにくい性質を持っています。つまりエネルギー源になりにくいので、体脂肪として蓄えられにくいと考えられます。また、ステアリン酸は飽和脂肪酸なので変質しにくいので、チョコレートが長期保存できるのです。

今話題の、ダークチョコレート、高カカオチョコレート

ダークチョコレートは、カカオマスが40%~60%のチョコで、ビターチョコレートと呼ばれることもあります(乳原料が少量入っても、ダークチョコレートと呼ばれることもあります)。ビターチョコレートやブラックチョコレートとも呼ばれます。これに対しておよそ70%以上のカカオを含んだものが高カカオチョコレートと呼ばれます。

また、カカオポリフェノールがたっぷり含まれています。ポリフェノールが豊富に含まれ、しかも気軽に利用しやすい食べ物、その代表がチョコレートやココアというわけです。

食品アレルギーを持っている方は注意

チョコレートアレルギーという言葉があります。チョコレートに含まれる大豆・乳・ナッツ・卵を含む小麦加工品のタンパク質がアレルゲンになっている場合があります。 またチョコレートに多く含まれるニッケルは、その摂取量とは別に、接触性の金属アレルギー物質として非常に多くの症例報告があるそうです。

食品アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。

カカオエステ

ポリフェノールたっぷりでハチミツと合わせて、フェイシャルやボディーにマッサージをするサービスもありますね。いろいろな効能がうたわれており、好みのサービスを捜すと良いかもしれません。保湿、引き締め効果、香りによる癒しなどが代表的な効果でしょうか。

最後に

カカオの木は確立された効率的生産方法が無い、珍しい植物でもあります。バナナほどの危機的な病気の蔓延は少ないですが、生産が追い付かなく価格が高騰傾向にあります。私たちの食文化に定着しつつあるチョコレートやココア。保護してゆく必要がありそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました