クコ茶、杏仁豆腐で有名なクコの実。一時期はブームとして多くの方に知られた植物です。苗や加工品をご紹介します。
クコ とは?
東アジア原産、ナス科の落葉低木です。食用や薬用に利用されています。 果実は酒に漬け込み、でクコ酒にするほか、生食やドライフルーツにも利用されます。また、薬膳として粥の具や杏仁豆腐のトッピングで有名です。また、柔らかい若葉も食用に利用できます。
枝は長さ1m以上にもなり、細くしなやかさがあります。地上部は束状で、上向きに多くの枝が伸びる。開花期は夏から初秋で、直径1cmほどの小さな薄紫色の花が咲きます。果実は長径1-1.5cmほどの楕円形で、赤く熟します。
薬膳のちょっとした知識
薬膳にも利用される、クコの実。まずは薬膳の知識を整理します。
薬膳とは
中医学理論に基づいて、食材や中薬 (日本で言う漢方の事) と組合せた料理です。栄養、効果、色、香り、味、形など全てが揃った食養生の方法です。
トッピングとしてのクコの実
杏仁豆腐などのトッピングとして、利用されるほかお茶や生薬としてりようされています。
クコ茶
ルチンというポリフェノールの一種や、ベタインというアミノ酸、カリウムを多く含みます。 胃腸が弱い方は飲みすぎると消化不良で下痢や腹痛を引き起こす可能性がありますので摂取量には十分気をつけましょう。
ドライフルーツ
トッピングやそのまま食べる事もできますよ。
苗もゲットできる
あまり市販されていない、ポリフェノールやビタミンB1が豊富に含まれている「黒クコ」は苗で入手できます。
おしまいに
河原や庭の端、荒れ地などに群がって生息しているのを見かけます。また生け垣に植えられることも多いです。夏目漱石の「草枕」には「枸杞」として登場します。昔から人々に親しまれてきた植物の様です。
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