カラタネオガタマ これが本当のバナナの木?

品種のご紹介

新緑の季節が始まり、バナナの香りがする何とも不思議なオガタマの木がこれから開花します。ホント香りの世界は奥が深いですね。今回はオガタマにまつわるご紹介です。バナナ好きな私は目が離せません。

オガタマ? ことばの整理

バナナんぼ

バナナの香りがする木、あれ何て言う名前だっけ

ピングーママ

あ~、オガタマよ。

こんな会話を耳にしたことがありますが、正しいのでしょうか??

カラタネオガタマ

バナナに似た甘い香りは「オガタマ」や「カラタネオガタマ」を示すことが多く、前者は香りが殆ど無く、後者の方が香りが強い。
枝葉の付き方、花の咲き方、株規模に違いがあり、オガタマは日本の暖地で自生しているが、カラタネオガタマは中国原産。両方ともモクレン科の仲間だが種は違う。英名では ”Banana Tree” と呼ばれ、まさにバナナの木なのである。

オガタマ

別名:オガタマノキ、 招霊、 小賀玉

神道思想の「招霊」(おぎたま)から転化したもので、和歌、俳句の季語にも用いられています。 1円硬貨の裏に描かれた草はオガタマと言われています。青緑の模様のミカドアゲハの食樹としても知られています。日本原産です。

カラタネオガタマと比べると、葉は10cmほどと大きく20m程の大木になる。花は白く隠れるように咲く。

カラタネオガタマ

別名:トウオガタマ(唐招霊)

別名も含めどちらも中国から来た、オガタマの木という意味。樹高が3~5mで枝はが良く茂り、コンパクトなために生垣や庭木に利用される。花びらは直径3cmくらいでクリーム色、縁や全体が紅紫色のものがある。

終わりに

カラタネオガタマは香りが強いので、人の好みが分れるようです。しかし、身近に接している方なら、この香りがすると季節を感じる事でしょう。コンパクトな樹形に仕上げられるカラタネオガタマなら鉢栽培もできますよ。

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