アジサイのつぼみが出来始めてきました。多彩な色で私たちの目を楽しませてくれるアジサイ。なんと原産地は日本なんですよ。さて、今回はアジサイを特集します。

アジサイの基礎
6月から7月に白、青、紫、赤等の花をさかせ、梅雨時の濡れた容姿がステキですね。原産地は日本で「ガクアジサイ」というものを日本や、海外で品種改良されて今のような「手まり咲き」となりました。

アジサイは土壌のPHにより花の色が変わると言われていますが、酸性ならば「赤」へ、アルカリ性なら「青」へ偏ります。学校で習ったリトマス試験紙とは反応が逆ですね。ただし、品種によっては変化しないものもあります。

アジサイの育て方、増やし方
アジサイは鉢栽培も出来て、手軽に花を楽しむ事ができます。
また挿し木で増やす事ができますので、知り合いから枝を分けてもらえればお気に入りの種を増やす事ができますよ。
挿し木のポイント
- 緑枝挿し(5月~7月)、休眠挿し(2月~3月)があります。
- 鹿沼土、赤玉土、バーキュライト等の水はけの良い土が必要です。
- 緑枝挿しは今年伸びた枝で葉を4枚付け、葉自体は1/3にカット。
- 休眠挿しは昨年伸びた充実した枝で、2~3芽つけた状態。
- 緑枝挿しは半日日陰、休眠刺しは日当たりの良い場所。
- 土が乾燥させないように注意する。
- 緑枝挿しは1か月ほどで発根するので、通常の土で鉢上げ。
- 休眠刺しは3か月ほどで発根します。

ドライフラワーの楽しみ
なんと、アジサイはドライフラワーにもできます。ただし、梅雨がある日本の四季では作る時期を考えないと、カビがはえてしまったりして失敗する事もあります。
9月~12月の乾燥した時期を利用すれば、うまくいきますのでその時期に咲いているアジサイの品種を選べば良いのです。
秋に出回るアジサイ
- アナベル(グリーン)
- 秋色ミナヅキ(ピンク~レッド)
- 秋色アジサイ
- 西洋アジサイ
ドライフラワーの下準備
- 痛んだ花びらは取り除きます。
- 葉付きで作るなら、折れた葉も取り除きます。
乾燥方法
麻ヒもで茎をきつく縛り、天井やフックから吊り下げる方法が簡単です。
- 家の中で干す場合は、ふろ場の近くなど湿気が多い所は避ける。
- 風通しがよく直射日光の当たらない所を選びましょう。
ドライフラワーは乾燥過程で色の変化もあり、淡い変化をたのしめますが、さらに積極的に着色をして乾燥させる「ブリザーブドフラワー」というものがあります。加工液の選定や作業工程に多少の手間がかかるため、興味のある方は検索して調べてみてください。
終わりに
山に登るとガクアジサイに出逢います。品種改良されていない原種(野生種)が山に自生しているのですね。アジサイの国、日本人に生まれてよかった。そんな気持ちになりませんか?

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