日本固有種で主に太平洋側に自生する多年草です。日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ夏から秋にかけて分布しますが、鑑賞用として栽培もされます。花の紫色の斑点のようすが鳥の「ホトトギス」の胸の模様に似ているところから、命名されています。
ホトトギスの特徴
ユリ科ホトトギス属の多年草です。
北海道西部、本州の関東地方以西・福井県以南、四国、九州に分布し、山地の半日陰地に分布しています。
葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。茎はふつう枝分かれせず、まっすぐか斜めに伸び、場所や地域によっては弓なりに垂れることもあります。
花期は8から10月で、葉腋に2から3個の花を上向きにつけます。花に花柄があり、花は漏斗状鐘形で径約25mmになります。
古くから栽培されているシロホトトギスのほか、斑入りの園芸品種も流通しています。
育て方
鉢植え、庭植えとも、よく風の通る明るい日陰が最適です。葉を傷めないように空中湿度を50~60%に保ちます。乾燥しやすい場所では風を防ぎ、周囲に人工芝を敷いて、打ち水をするとよいでしょう。
庭植えの場合、少し土を盛り上げて植えるとよいでしょう。ホトトギスとタイワンホトトギス以外の種類は、鉢植え用の用土に入れ替えて植えます。(みんなの趣味の園芸より)
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