私たちの知らないうちに、国産果物の出荷量もどんどん減ってきています。好きな果物を食べて応援しませんか?
果物出荷動向
果物の出荷は年々下がっています。この下がり方は驚愕ですね。生の果物よりもジュースなどの加工品を摂ることが増えたのも原因と思われます。
特にカンキツ系(温州ミカン)の減る率が大きく、農家の高齢化でみかん畑を放棄し、生産量が下がっているようです。日本の国土の約7割が山間の中山間地域です。風景は良いのですが、狭い通路が多く大型の農機具が導入困難で作業効率が悪いのです。
またグラフでは、温州ミカン、リンゴ、ブドウの3種類しか表示されていませんが、他の果物はブドウ出荷量くらいかそれより低い結果となります。
意外とリンゴの出荷量は手堅くあまり変化がありません。
青森りんごの会
バナナんぼも年間購入していました。リンゴって汗をかいたり、自然に皮に油がのるのですね。この会のリンゴを購入して初めて知りました。毎月違う品種のリンゴが届けられ楽く味わえます。
しかし、この苦境を農家さんは耐えているだけではありません。耕作放棄地を再生する動きや、温暖化のために新しい品種への移行、熱帯果物へのシフトなど様々なチャレンジを行っています。
耕作放棄地を作り変えろ
放棄された土地を綺麗に整地しなおして収益性の高い野菜栽培や、レモン畑に変える事で収益を出し、収穫した果物は中間業者を入れずに、ネットを使って販売するなど、現状を打破しようと取り組んでいる農家さんも増えています。
インスタ映えする果物と、食べたい果物が乖離している
面白い現象なのですが、食べたい果物とインスタ映えする果物とは違いがあるようです。
さらに、ウィークリーで人気の果物ランキング(楽天)も順位が上記の若干違ってきます。おもしろいですね。
■1位 加工用プラム(太陽)
■2位 川内晩柑
■3位 福島県産 もも
■4位 山形県 サクランボ(佐藤錦)
おしまいに
農家の高齢化、耕作放棄地、温暖化による収量低下。さまざまな問題が水面下で起こっています。まだまだチャレンジ中で成果が出ていない分野もありますが今後に期待したいですね。
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