美しい スイレンを、今こそあなたに!

育て方

かわいらしいスイレンは園芸種が多く様々な色が創出されています。
省スペースでも楽しめるので導入しやすいです。前回のハスに引き続き、スイレンをご紹介します。

温帯スイレン/熱帯スイレンと花の時期

原産地の違いにより、温帯スイレン/熱帯スイレンと呼ばれています。
どちらも、6月~11月頃に花を咲かせます。

温帯スイレン(北米、ヨーロッパ産)は寒さには強いですが、夏の暑さが苦手です。そのため、7~8月は花が咲きにくく花数が少なくなります。

熱帯スイレン(東南アジア、アフリカナイル川)は耐暑性があるので、40℃の水温でも元気に育ち、次々と花を咲かせます。
ただしスイレンは元気でも、メダカ等他の生き物も一緒に育てている場合はそちらがダウンしてしまうので注意が必要ですね。

人との関わり

スイレンは古代エジプト人との関わりがあり、ナイルのスイレンを神聖なものとして崇めていた様です。
神殿の石柱などにスイレンの絵が描かれていたり、ラムセス二世の墓所からは、白スイレンと青スイレンの花の残滓が発見されたそうです。
儀式にも使われていたのですね。

温帯・熱帯別 育て方

素焼き鉢などに赤玉土または荒木田土を入れて、芽は表面に出るように植込みます。水面から鉢の表土までの深さは5㎝~20㎝にしてください。
鉢底に穴が開いている場合は、鉢自体をさらに大きな水の入った入れ物に入れる方法もありますよ。

温帯スイレン

  • 冬は深めの水位で管理しましょう。水面が凍っていても株が凍らなければ大丈夫です。
  • 3~4月頃、掘り起こして新しい土に植えます。

熱帯スイレン

  • 温度変化の少ない所で、水を張ったまま管理してください。屋外は6~10月、屋内は11~5月を目安に。
  • 適水温 5℃~15℃
  • 休眠中(冬場)は日光がなくても心配要りません。
  • 寒い地方は、発泡スチロール容器などに入れて蓋をすると便利です。

肥料

月に一回程度スイレン用肥料を足しましょう。
市販の固形肥料でもOK。肥料が切れると花が付きにくくなります。

肥料はしっかりと土に埋め込むことが重要です。
怠りますと肥糧分が流出して藻が生え、水がにごり、メダカには不向きな環境になります。

苗、本のご紹介

スイレンとハスの世界―水の妖精 水辺のフラワーガーデニング (アクアライフの本) 単行本 – 2010/7/16

終わりに

彩り美しいスイレンごご紹介しました。
初めて育てる時は、ご紹介したような便利な5点セットなどから始めて、慣れてきてから土、肥料、苗、温度計、苗、メダカなどそれぞれ吟味しながら増やしてゆくとより楽しくなりますよ。

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