晩秋の代名詞、サザンカの隠れた秘密

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「♪北風ぴーぷー吹いている」でおなじみのサザンカ。見た目はツバキに似ていますが、実は化粧品にも使われているって知っていました?楽しみが方倍増する事間違いなし。

サザンカの原種は白い花!

ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹です。サザンカは九州、四国および周辺の島々から琉球列島に生育しており、日本原産種です(中国原産種はユチャが有名)。高さが10mほどになることもあり、よく分枝して葉を多くつけます。 野性のサザンカの花は純白ですが、観賞用の園芸種にはツバキと交雑したものも多く見られ、さまざまな品種があります。

サザンカの大木

花の形や時期などにより、3つの群に分けるのが一般的の様です。下記サザンカ群以外はツバキとの交雑と言われています。「カンツバキ」もサザンカなのですね。紛らわしいですが、サザンカとツバキの交雑種なの命名が悩ましいですね。

  • サザンカ群
  • カンツバキ群  (ツバキとの交雑種。10月~2月に開花する)
  • ハルサザンカ群 (ツバキとの交雑種。12月~4月に開花する)

葉を煎じた液は香りがよいことから、洗髪に使われるほかに、お茶と混ぜると甘味が出るといわれています。

ツバキ科は油が採れる

種子に60%の油を含んでいるので、ツバキ油と同様に化粧品や軟膏・ワックス等に利用されています。ユチャとも呼ばれます。 オレイン酸が約80%含まれ、非常に安定性の高い植物油です。

サザンカの実 油が採れる

さて、ツバキ油とサザンカ油の定義は実はややこしいのですが、整理しましょう。厳格なツバキ油は「ヤブツバキの種から採れた油」を示します。それ以外のツバキ油はヤブツバキ以外の通常種や、サザンカの種やチャノキの種から作られる油も含まれる場合があり、前記の厳格なツバキ油と区別するために「カメリア油」と呼ばれています

現在、食品や化粧品等の原材料に多く使用されているカメリア油、は広い意味での「ツバキ油」であり、サザンカや茶の実油のブレンドであると言えるでしょう。逆に「サザンカ油」と謳われているものも、ツバキの油が混ざっていたり、ツバキの油しか入っていない事もあるので、こだわりたい方は成分表示に注意しましょう。

様々な品種を選ぶ楽しさ

花は華やかで、花の形も、大輪、広弁、一重、八重など多様です。

■台湾サザンカ(固有種)
日本のサザンカより小ぶりで直径3cmくらいですが、12~1月頃に白い花を咲かせ、お正月頃に開花が楽しめる数少ない花木です。葉は革質で光沢がある濃い緑色です。コンパクトなので鉢植えにもおすすめです。比較的耐寒性もあり、関東以南では庭植えも可能。

■朝倉
カンツバキ系園芸品種群の八重〜獅子咲き中輪です。白色で外弁にほんのりと淡紅色が入ります。花期は10月から11月。

■七福神
サザンカ系園芸品種群です。濃桃色の半八重大輪。木は立ち性で非常に花つきがよいです。花期は10月から11月。

■富士の峰
カンツバキ系の園芸品種で、千重咲き中輪です。木は立ち性。白花品種では古くから利用されてきたそうです。花期は11月から1月。

■早乙女
花は柔らかなピンクで千重咲き。現在は生け垣用などとして全国に普及しています。

■ 緋の司
緋色の一重、平開咲きの花です。花色が濃く、明るく深い赤色をしています。花径が大輪なので、とても華やかに庭を彩ってくれます。花にうっすらと白い筋が入ることがあります。

散った花びらも、いとおかし。

サザンカはツバキに比べて、開花から散るまでの時間が早いですが、次々に開花するので華やかに見えます。花びらが1枚1枚落ちるので地面は美しい花びらで飾られます。わびさびを感じる日本人はこれらも奥ゆかしさを感じるますね。

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